NGC973

MT160反射望遠鏡 ST8XME L=5分×13 R=5分×4 G=5分×4 B=5分×4

さんかく座にある暗めなエッジオン銀河です。
まるで、NGC891をずっと小さくした様な姿をしています。
光度13.5等、視直径3.9'ととても小さい銀河ですが、暗黒帯が走っている様子もしっかりと分かりますね。
NGC973の下にある銀河は、IC1815です。TheSkyによるとレンズ状銀河だそうです。
この銀河のそばにも2つの小さな銀河がありますが、こちらは無名の銀河の様です。
NGC973の上の小さな銀河も無名の様ですが、画像の右端近くにある小さな銀河はCGCG505-7のIDを持っています。
いずれも15〜17等級クラスの暗い銀河でしょう。

色彩がやや赤味がかっていますが、それもそのハズ。NGC973の赤方偏移は0.01618。NGC974よりさらに遠方で恐らく1億光年を超える彼方にある銀河達です。
自分の場合、G2Vを使う等の正確なホワイトバランスを取っておりませんが、それでも自分のカラー合成方法で、きちんと赤方偏移に応じた色彩表現できていることに安心しました。
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