DSLRアルバム


デジタルカメラによる天体写真をまとめてみました。

EOS Kiss Digital
EOS Kiss DN
EOS 40D
Power Shot G9
E-300
E-620
FinePixS2Pro
FinePixS3Pro
X-E1
QV8000SX
QV2800UX



■私の天体写真スタイル〜デジカメ編〜

卒論が電子スチルカメラの評価なんてことをやったこともあり、自分がデジカメを手に入れたのは、かなり早く、
1997年春にオリンパスのC-410を購入しました。1995年のカシオQV-10以来、普及をみせはじめたデジカメですが、それでも、1997年当時までは一般に普及しているとは言い難く、しかし、その珍しさから飲み会とかで活躍したものです。
もちろん、当時は天体写真に応用しようというわけではなく、翌年1998年にはなんとか応用できないものかと試みましたが、上手くいかずに終わってます。
冷却CCDによる画像とはまた違った映像が得られることから、天体写真にも使えるデジカメはないものかと物色しはじめたのもこの頃です。
なるべく長時間露光ができて、星が写るデジカメが欲しい・・
しかし、いろいろと考えていくとどうしても、露出時間がネックとなりなかなか良い機材はありませんでした。
それでも、1999年頃になると、機種はほぼFix。で、いざ買いにでかけたところで、カシオQV8000SXに出くわしました。
このカメラにはなんと64秒までの露出ができる!!その場で即断、購入しました。
それから、3年間ほどはQV8000SXでいろいろな天体を撮影しました。固定撮影から、コリメート撮影まで様々な可能性を試しました。
 
 今でこそ、デジカメは天体写真撮影の最もポピュラーな機材になってますが、2000年頃は、ほとんどコリメート撮影しかできない上、ノイズが多いことや、露出時間制限があることもあって、ベテランの天体写真マニアからは、( ´,_ゝ`)プッ とハナで嗤われていたものです。
しかし、デジカメで天体写真な掲示板で知り合った方々は、機材こそ、貧弱で撮影向きではない機体をお使いの方が多かったですが、本当に撮影することを楽しんでいて、そのスタンスに共感を覚えたものです。
そのスタンスは今でも自分の中に生きていて、僕にとって、デジカメによる天体写真は、基本的に撮影を楽しむという面が強いです。

2002年秋には、やはり出始めて間もないフジフィルムのデジタル一眼レフカメラ、FinePixS2Proを購入しました。
当時、天体写真の新しいデバイスとして天文雑誌で多いに注目された機材ですが、やはり天体写真ベテランの目には、まだまだ実用にならないと感じた様です。
その後のEOSKissDigitalの登場、そして、赤外線改造機の登場に至って、やっと一眼レフデジタルカメラによる天体写真がベテランにも周知されてきた感じがします。2004年ないし、2005年頃になるでしょうか。
それまで主流だった中判カメラによる天体写真撮影とは撮影方法からして大きく変わりました。
また、カメラメーカの中では、Canonが飛び抜けて低ノイズだったことや、デジタル一眼レフ市場に安価なEOSKissDigitalを投入し、一気に市場を制したこともあって、天体写真ではCanon製カメラが主流になりました。

自分にとっては、天体写真撮影を楽しむことを目的としていることもあり、クオリティ重視ではない為、画質や使い勝手が良いので天体写真で多くの人が使っているCanon製よりも、他メーカ製品の方が楽しめるかな?ということもあって、Canon製以外のデジカメも使っています。
特にFinePixは、ベースが銀塩カメラだけあって、中学生の頃に買ったレリーズが使えることもあって、未だに愛用しています。
デジカメらしくないカメラで、撮影効率とか便利さとか、画質とかの面では劣りますが、昔ながらのレリーズでシャッターを切って撮影するのは結構楽しいものです。
それでいて撮影結果はすぐに確認できるので、デジカメの便利さと楽しさを持ちつつ、アナクロな感じがとても良いです。
S3Proがあっさり壊れてしまったのが本当に残念です。
S2Proは健在ですので、まだまだ工夫して使っていきたいと思っています。

E-300は、未改造でも赤が写るという話があり、Canon一辺倒のデジカメ天体写真の中では面白いかなと思って購入しました。
当初の目論見ではMaxImDLで制御できそうだったので、ある程度まじめにも使う目的もありましたが、
残念なことに、MaxImDLからの制御は上手くいかず、、、orz
でも、Canonとは違った絵作りで、なかなか楽しませて貰っています。

EOSはEOSで冷却CCDカメラでは撮れない広い面積を持つ天体やワンショットカラーの速写性を活かせる彗星撮影などに使っています。
EOSはNA140SSfと組み合わせて撮影を楽しんでいた頃もありましたが、冷却改造機のEOSKissDNに、ライブビューとリモコンで機動性に富んでいるEOS40Dなど、画質と効率を求める撮影に使っています。

2014年2月追記

EOS40Dもさすがに古さを感じる様になってきました。かといって、Canonからは魅力的なAPS-Cの一眼レフカメラが出てきません。
そこで、少し悩んだのですが、思い切って、フジフィルムの最新ミラーレス一眼カメラ、X-E1を購入しました。
超高感度性能を初め、EVFによるMFレンズによるピント合わせなど、非常に優れており、デジタルカメラの進歩を感じさせてくれました。
今後も天体写真にもガンガン活用していきたいと思っています。





inserted by FC2 system