QV−8000SXデジタルカメラ

Casio QV-8000SX 1.3M Pixel Digital Camera

                  1999.10〜2016.7

1999年11月に購入した、いわゆるデジカメですが、どうしてどうして、なかなかにつがいでがあります。
リモコンが標準付属で、惑星写真もばりばりこなせますし、なんといっても、64秒露出+ダーク減算機能を備えていますので、ちょっとした星景写真や明るい星雲・星団撮影までこなしてくれる、民生用デジカメの中では天体撮影に向いたカメラです。

しかし、ミスって、IRC装着時にCCDのカバーガラスにキズを付けてしまいました。通常使用では問題はほとんどないのですが、F値が大きくなるコリメート法では影響がでました。
そのため、一端は、弟に譲ったのですが、その後継として購入した、QV2800UXが使えるカメラではなかったため、
再び、取り戻しました。
今後も惑星撮影に活用しようかと考えています。

2016.7
自宅建て替えにつき、不要品として実家に持ち帰りました。流石にもう使うことはないと思いますが・・・
天体写真の楽しさを教えてくれた大事なカメラでした。


QV8000SXでの代表作としては、このM42を揚げておきましょう。
赤外カットフィルターの取り外しが容易であるという利点を活かして、赤外カットフィルターを外して撮影した
オリオン座大星雲です。
望遠鏡はMIZRLの13cmF5.6反射にカサイPL40にてコリメート法です。撮影地は神奈川県相模原市。
4等星までしか見えないという環境ですが、デジカメもCCDを使っているだけあって、光害に強いです。
赤外カットを外すことで、冷却CCDカメラに近い写りとなります。
当時はかなり画期的な手法だったと思っています。
こちらは赤外カットを外さず、普通に写した、球状星団M13です。
星々の色合いも綺麗に再現されていました。
このように、1分程度の露光時間が可能なので、明るい星雲・星団の撮影は楽しむことができました。

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