QV−2800UXデジタルカメラ

Casio QV-2800UX 2.1M Pixel Digital Camera
                                     2002.01〜2003.05
                 

2002年1月に中古品で購入しました。画素数は211万画素です。
そう安いわけでもなかったのですが、QV8000SXの後継機ということで、性能をアテにしていたのですが、いろいろと機能が削られており、廉価版という印象が強いです。
まず、液晶モニタが小型化しています。綿密なピント合わせには向かないでしょう。まあ、これは外見から見て判ることなのですが、次にリモコンが付いていませんでした。これは意外でしたが、ラッキーなことに?8000SXのものがそのまま使えました。
しかし、一番まいったのは、連写機能がなくなっていたことです。
惑星撮影には連写は必須ともいえる機能なので、さすがにこれは使える機種とはいえない。ガッカリ。
ただ60秒露出+ノイズリダクションで星野撮影には使えます。ISOゲインアップ機能もありますが、どうも実際の感度(S/N)はピクセルサイズが細かくなった分、8000SXよりも落ちていると感じました。最大露出4秒の差もあるかな。
ただ、QV8000SXでは写りにくいHαの赤色は多少写りやすくなっているようです。

しかし、やはり連写が利かないという点でデジカメによる天体撮影の意欲が殺がれてしまったのも事実で、実際、2002年は惑星の撮影は一切行いませんでした。


さて、いろいろと難色のあったQV2800UXですが、その代表作としては、このM42中心部のクローズアップを掲げておきます。
オリオン座大星雲中心部のトラペジウムの輝きと、その周囲に渦巻く、ガスの流れとその蒼い色彩、そして、エッジの赤色、明瞭な星々の色・・・
充分、期待に応えてくれる写りでした。
もう少し、淡い部分も描写できれば完璧だったのですが・・・しかし、数年来の目標をようやく達成できた感があります。
inserted by FC2 system