■CORONADO P.S.T■


CORONADO D=40mm f.l=400mm F10 Personal Solor Telescope
                   2006.5〜

今年の5月の天気はどうしたことでしょう。
昼間は晴れているのに夜になると曇ってきます。
おまけにGW以降、スッキリと晴れてくれることはなく、まともな撮像ができません。

あまりにもその様な状態が続いたものですから、ついに太陽望遠鏡に手を出してしまいました(^^;

口径わずか4cmの望遠鏡ですが、軽量・コンパクトな鏡筒は、ちょっとでも晴れ間が出てくれれば、見てみようかな?
という気にさせてくれます。

これにMasuyama10mmをつけて眺めるのが最近の楽しみだったりします。

PSTに採用されているエタロンフィルタは半値幅が広めのもので、この種の望遠鏡用のものとしては、決して優れた性能であるわけではありません。
しかし、そのおかげで、光線の平行度の許容範囲も大きくF10程度の望遠鏡で済みます。、また、小さい口径とも相まって小型軽量の扱いやすい望遠鏡に仕上がっいます。実に上手い設計です。
性能はそこそことはいっても、ちゃんとダークフィラメントなどの構造も(コントラストは低めですが)楽しめますし、
太陽の周縁のプロミネンスを見るには充分な性能があります。

コーティングが劣化してしまい、Hα像がしっかりと撮影できなくなったので、2010年に、I先生にお譲りしました。
眼視ではまだまだ実用レベルでしたので、実際に小学生の観望会でお見せして好評だったとのこと。
今後も天文普及の為に活躍しれくれることでしょう。





PSTはどちらかといえば、眼視用であり、写真撮影にはあまり向いている機材ではないかもしれません。
接眼部のフォーカス調整機構も良く考えられているとは思うのですが、ちょっと使いにくいかな・・・。
ラック&ピニオンの方が慣れていることもあって使いやすいです。
それでも、プロミネンス等が充分に写し出せるので、楽しいものです。
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