FinePixS2Pro デジタル一眼レフカメラ


Fuji FinePixS3Pro 12M Pixel Digital Camera
                  2009.03〜2011.8

2009年3月に中古で購入した一眼レフデジタルカメラです。
このカメラは、手軽に撮影を楽しみたい、星食や彗星などの天文現象など、迅速にかつ、確実に撮影したい時に使うために、購入しました。
このカメラの特徴はいくつかあります。
まずは、30秒までの機能制限付きながら、ライブビュー機能を有すること。
これにより、迅速なピント合わせが可能になります。これまで使っていたFinePixS2Proではフォーカス合わせは試写を繰り返して行っていた
為、月食やアンタレス食の時にピント合わせに手こずり、シャッターチャンスを逃してしまったことがありますが、
それも解消できます。
次に、Hα線への感度です。
発売当時、Hα線への感度が高いことが天文雑誌等で報じられていました。
実際に写してみたところ、確かに赤い散光星雲も写る様です。こうなってくると星野撮影に用いても赤い星雲を描き出すことが出来ますから、
ポタ赤に乗せて手軽に星野撮影というのも楽しめそうです。

(2011.10.1追記)
2009年12月にバルブが故障してしまった後も、流星群や月面の撮影に活用していたのですが、2011.8にとうとう完全に壊れてしまい起動しなくなってしまいました。
う〜ん、購入当時のお値段を考えるとちょっと高い買い物だったなぁ・・・
月面の色彩は絶妙で、素晴らしいカメラだっただけに故障してしまったのは残念です。でも、Web修理見積もりでも3.2万円以上のお金がかかることを考えると、そこまでするカメラでもないしなぁ・・
昔ながらのレリーズを使って1枚1枚しっかりと撮影していくことが楽しめるカメラでした。
なんというか、撮影テンポはゆっくりでデジタルカメラらしくない一方で、デジタルカメラの利点(ライブビュー、その場で画像確認)も備えた不思議な魅力のあるカメラでした。
機会があれば、また欲しいかも・・ですが、2011年現在でも、中古でもお値段がかな〜り高めなのですよねぇ〜

FinePixS3ProをMT160に取り付けて撮影した月面です。
ライブビュー機能でピント合わせを行って撮影しました。これくらいの写真が実に手軽に撮影できるのが魅力です。
色調もフィルムエミュレーションモードのおかげもあって、自然ないい色合いが出てくれます。
さそり座尾部に広がるHU領域です。
改造一眼レフデジカメには及びませんが、発売当時言われていた様にHα線への感度もきちんとあるようで、
赤い散光星雲も写し出すことが出来ます。
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