FinePixS2Pro デジタル一眼レフカメラ


Fuji FinePixS2Pro 6M Pixel Digital Camera
                  2002.10〜

2002年10月購入。一眼レフデジタルカメラです。
だいぶ悩んだのですが、結局、買ってしまった・・。
その画素数は補間とはいえ、1212万画素もありCCDのサイズも、APSサイズと大きく、ST7Eとは大違い。
非冷却のCCDカメラでどこまで写るかということに疑問はありましたが、使ってみて、想像以上によく写ることにまずは一安心です。
この機材では、これまで出来なかった星座の撮影なども行いたいと思っています。
実は、基本をすっ飛ばしてデジタル撮影を始めたこともあって、星座とかちゃんと撮影したことがないんです。広角での撮影を楽しんでみたいと思います。
また、肉眼彗星などはST7Eでは収まり切れず、はがゆい思いをしてきましたが、S2Proならば面積も広く、感度も高いため、充分な撮影ができそうです。
ワンショットカラーであることの利点もうまく活かした撮影もしたいと思います。
このカメラひとつあるだけで、天体写真撮影の幅がぐっと広がります。果たしてどこまで期待に応えてくれるか判りませんが、とにかく、これまでとはひと味違ったデジタル機材の登場といった感じで、いろいろとやってみたいと思います。
本当はST7Eのサブ機という位置づけで考えていたのですがあまりにも良く写るので本気で使ってみたくなるカメラです。

S2PROで撮影したM42です。
この豊富で美しい色彩はとても私の好みにマッチしており、もうこの1枚だけでも買って良かった〜
と思ってしまいます。
Hα線に対する感度は高いわけではないのですが、ご覧の通り、ちゃんとM42の翼の部分もワインレッド
に再現しています。また、中心付近は酸素輝線で青緑色に発色し、非常に豊かな色彩を再現します。
赤一辺倒の発色とはまたひと味違うこのS2PROの発色。
どちらかというと倦厭されているようで、どうしても赤に赤にとカラーバランスを崩して表現されることが
多いように見受けられます。気持ちは分からないでもないですが、
いっそ、素直にこのS2PROの持つ色特性を活かす方向に表現した方が、
よりいっそう美しい映像になると思うのですが・・・。
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