■Epsilon200■
タカハシ D=200mm f.l=800mm F4 
Hyperboloid Astrograph
  
                         2005.11〜

2005年11月末に知人より譲り受けたアストログラフです。
正直、購入するかどうか凄く悩みました。
お値段は恐らく破格の値段を付けていただいたのですが、
個人的にはちょっと高かったことと、焦点距離がMT160と競合すること。
旧イプシロンは実効F値が1段程度暗いこと・・・(昔、イプシロン200はF5.6並と言われてました)
いろいろと買うまで悩みました。

それでもMT160よりは周辺像の改善が期待できること、
実効F値での比較でも明るくなる(90年代以前のタカハシ製品は一様に実効F値が暗いです)ことから、購入することにしました。

目的としては、これまで行ってきている天体アルバム作りの効率化が1点。
もう1点は周辺まで良像を期待できることから、比較的大型天体の高画質の作品作りを目指したい。
特に後者ですね。
そのためのイプシロンです。

それにしても、デカっ。重ッ。
EM-200ではバランスウエイト4つ要ります。
セルフガイドなので問題はないですが、ガイド鏡並列はちょっと無理がありそうです。

アトラクスなら、まだ余裕がありますので、ナローバンド撮影も出来そうですが・・・
ガイド鏡取付に苦労しそうな気もしてます。

周辺像は思ったよりも良く無く、APSサイズのセンサでは、周辺像が放射状に伸びます。
これは自分だけではなく、同じ同好会の知人でも同様の結果ですので、所詮、20年以上も昔に設計された老朽艦ということなのでしょう。
また、明るい輝星があると、ゴーストがひどく目立ち、困ったものです。
そうはいっても、やはり頑丈な造りは撮影にあたり安心感があります。良い物であることに間違いはありません。

イプシロンによるNGC7380です。
まだ使い始めて間もないので調整がもう一歩ですが、期待通りの性能を発揮してくれています。
接眼部もさすがタカハシ、安定していて使いやすいです。

回転装置はイマイチ使いにくいかなぁ。MT160の方が使いやすいです。
精度はイプシロン200の方式の方が出やすいのでしょうが・・。
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