■DMK21AF04&DFK21AF04■
Imaging source DMK21AF04/DFK21AF04 1394Camera 2008.6〜 K&Rさんから譲って頂いた、イメージングソース社製の小型軽量のIEEE1394カメラです。 |
DMK21AF04の例として、土星を揚げておきます。 モノクロCCDカメラですので、当然、カラー画像を得る為にはRGBの3枚のフィルターを通して撮影する必要がありますが、 天体写真では冷却CCDカメラで培われてきたLRGB合成法があります。 輝度信号たるL画像では、ノーフィルターでの撮影になりますので、天体が持つ光量をフルに生かすことができ、 高速シャッターを切ることが出来ます。 RGBの各色については当然、フィルターの透過率に応じたシャッター時間となってしまいますが、ある程度の画質を得ていれば、 自然なカラー写真になりますから、切れ味が良い写真を求めるにはカラーCCDよりずっと有利な条件で撮影が出来ます。 これがモノクロCCDカメラの一番の利点でしょう。 |
こちらはDFK21AF04の例です。 反対にワンショットカラーカメラの利点としては、1回の撮影でカラー画像が得られるという点に尽きます。 木星の様に自転が早い被写体では、LRGB合成と4回も撮影を行うとなると、かなり慌ただしい作業と なってしまいますが、カラーCCDでは1回撮影するだけです。 高速シャッタは切れず1回あたりの露光時間が延びる、あるいは1枚あたりの画質が悪くなるわけですから、 チャンスには弱くなります。 |
こちらは、DFKによる星雲撮影の例です。 露出時間は4秒ですが、良く写るものです。また、綺麗な色彩で写ってくれました。 光学系はMT160にビクセンのCマウントレデューサを使い、F3.78と明るくしています。 その為か、小さいCCDですが、右端の星像が歪んでしまっていますが、それでも動画では明るさが命です。 m57を含めた動画はこちら。 |