CCDカメラの清掃


CCDカメラの清掃です。
ST8XMEの前回撮影のフラット
いやー、ゴミだらけですね (^^ゞ
で、でも、言い訳させて貰えればですね、ボクのST8XMEは中古で買ったのですが、前ユーザさんが外してはいけないネジを外していて、CCDチャンバの中と外気がツーツーだったんですよ(多分、結露してまともに使えてなかったと思われマス)、で、細かいゴミがCCDに入り込んでいたというところでしょう。黒い小さなワッカがCCD上のゴミです。大きくぼやけているのはフィルターか、ガラスウィンドウのゴミです。
さすがにこれだけ汚れているので、清掃をしなくては・・と前々から思ってはいたのですが・・・
やっと実行しました (^^ゞ
ST8XMEの方は主力機ですので、一応、ちゃんとゴミ取りを行います。
写真の様にカメラレンズを取り付けて、絞りをF16に設定します。
絞り込む方がゴミは濃く写るからです。
上の紙は減光用の紙切れです。
清掃方法は、人によりけりだと思いますが、
ボクは、レンズクリーニングペーパーを半分に切ったものを折り曲げて、エタノールを少し付けて竹ピンセットで一拭き、です。
その他、人によっては、綿棒をお使いになる方もいますし、エアダスタで吹き飛ばすだけ、という方、デジカメ用のクリーニングキットをお使いになる方もいることでしょう。
ピント合わせ同様やりやすい方法で行えば良いと思います。

電源は入れたままで、フェイスプレートはネジ留めせずに、レンズを載せたりどけたりして、
清掃⇒チェックを繰り返して納得がいくところまで拭きます。
右端に一つありますが・・・これくらいならまあいいかな?
うーん、でも、この感じだと絞りを絞ったつもりでいたのですが、途中であれこれやってる内に動いたかなぁ・・
F16まで絞った画象ではないような感じです(もうちょっとゴミが濃く出るかと・・)
まあ、あとは実際に撮影を行って考えてみます。
左端のナナメ縞々はMEチップ独特のもので、結構困りものです・・。
さて、清掃が終わったら、CCDチャンバを開けているので乾燥が必要です。
STシリーズには専用の乾燥剤が入れてありますが、一応これをオーブンでチンして乾燥させます。
4時間必要といわれてますが・・ボクはたいてい30分くらいしかやってないです。
その代わり、湿度が入っているのはカメラ内部なのだから、ということで、乾燥剤は入れないまま、内部基板の湿度を取るべく、ビニール袋にカメラ用乾燥剤と一緒に入れて、1日ほどおいておきます。
STシリーズ専用乾燥剤も一緒に入れておき、袋をあけないで挿し込んで完成です。(この作業は明日ですね)
でも、自分でCCDのゴミを取らないといけないなんて、STシリーズだけじゃないかと思います (^^ゞ
ただ、インターラインCCDカメラの機種は問題ありませんが、メカシャッター搭載機だと、擦れて金属粉がCCD上に落ちてくることもあります(構造によりけり、ですが・・・)
人気のKAF8300系カメラは、メカニカルシャッタが必要ですのでゴミ問題とは無縁ではいられません。
あまり月面等には使いたくないですね。メカシャッターの寿命縮めたり、ゴミ落ちたりしますから・・。
ただ、構造上、シャッターがCCDチャンバーの外にある場合は清掃しやすく、深刻な問題ではありません。
そういえば、ST8300Mもチャンバー外にシャッターがあるように思いました。
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