電源について


冷却CCDカメラを移動撮影で使う場合にまず壁となるのが電源です。
冷却CCDカメラ自体の他にもそれを制御するノートパソコンも、内部バッテリーだけで持つ時間はたかだか知れています。電源が必要になります。
ここではいくつかの方法を紹介します。


1.シガーライターソケット

たいていの自動車には12Vシガーライターソケットが用意されています。
ここからAC100Vを得るDC-ACインバータはホームセンターで5000円程度から入手できます。
写真は、以前に購入した9800円のシロモノです。
もちろん、車はアイドリング状態にして使う必要があります(そうでないとすぐにバッテリーがあがってしまいます!)。
得られるのはAC100Vですので、ノートパソコンはそのまま使え、冷却CCDカメラもACアダプターが付いているものであれば、一緒に電源をとれます。
ただし、冷却CCDカメラ側のアダプタが整流回路が組まれているようなものでないと、画像にノイズが乗ってしまったり、最悪、カメラが故障してしまうことも考えられるため、注意が必要です。
ムトウのCV−04Lでは良く使っていました。

2.カーバッテリーの使用



一番てっとり早く冷却CCDカメラに必要なDC12Vを手に入れるにはカーバッテリーが一番です。
冷却CCDカメラや赤道儀は多くの場合DC12Vで動作するようになっていますから、そのまま接続することができます。
また、価格も非常に安価で、左の写真のはホームセンターで2,980円のものです。
ただし、ノートパソコンに繋ぐには、DC-ACコンバーターが別途必要になります。

冷却CCDカメラ+DC-ACコンバータ+ノートPCでは5時間程度であがってしまいます。
しかし、冷却CCDカメラ単体では一晩充分に持ちますから、冷却CCDカメラ用とノートパソコン用と2つを用意すれば一晩、充分な撮影ができるでしょう。

充電ですが、充電器はやはりホームセンターでも入手できます。
価格は1万円位です。
ただし、充電にはけっこう時間がかかります。半日以上みておく必要があります。
写真は魚農8です(すごい名前だ・・・)。もともとはトラクターなんかで使うのでしょうか・・?


3.ディープサイクルバッテリー



ディープサイクルバッテリー、ボイジャーです。名前がいいよね。
元々はバス釣り用の小型ボート(?)などで使われているそうです。
購入したのは釣具屋さんで、通常では¥16,800で売られているようです。
あまり売れなくて在庫を一掃したかったのか(?)、\12,800で購入することができました。
充電器は通常のバッテリーのものでも可能なのですが、専用充電器でないと、フルに充電できなく、その上寿命を大幅に縮めるとのことでしたので、専用充電器も一緒に購入しました。
実は、この専用充電器がくせもので、なんと本体よりも高いのです。
確か\19,800・・だったと思います。
幸い(?)対応していただいた店員さんが親切で、本来は会員にしか渡していない割引券をいただいて、6000円も割り引いてもらえました (^^)v
そういうお店ではまた買い物に来ようかなという気になりますよねー。
いや、まあ、僕は釣りはやらないんで、また行くことはないとは思いますが・・(^^;
と、いうわけで、バッテリー、充電器合わせて2万6000円程度で購入できました。

このバッテリーの長所はなんといってもその電源容量でST7E+DC−ACインバータ+ノートPCで一晩まるまる持ちます。ST7E単体での使用なら、一晩6時間程度で数日間の使用が可能です。
欠点はなんといっても、重さで、EM−200よりも重い!!
確か26kgだったと思います。

そうそう、出力はDC12Vですから、ノートPCはそのままでは使えません。
そこで、下のようなDC−ACインバータを使っています。
これは浜松に来た頃にCV-04L用にと購入したものですが、車からとるのが楽で、しばらく使っていませんでした。
\19,800と割合、高価だったので、高い無駄遣いしちゃったなあと当時は思ったものですが、ディープサイクルバッテリーを使う様になってからは活躍してくれています。


現状ではディープサイクルバッテリーで事足りているので発電器の購入は考えていません。 
たいていは、ディープサイクルバッテリー+カーバッテリー1つでシステムをまかなっています。

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