安価な反射望遠鏡を使う
ちょっと思うところがありまして・・ あと重量がとても軽く、取り回しが容易な点がすごく気に入りました。
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M8 干潟星雲 ST7Custom IRC=5分×3 R=5分×3 G=5分×3 B=5分×3 |
M17 オメガ星雲 ST7Custom IRC=5分×3 R=5分×3 G=5分×3 B=5分×3 ※2×2 |
M27 亜鈴状星雲 ST7Custom IRC=5分×2 ※RGBはBORG76EDより。画像縮小後、765×510ドットを切り出し |
ううん、久々だったので、画像処理に苦労してしまいました。
さて、それはさておき。感想としては、意外と良く写るなあ・・といったところです。
新品なので反射率が良いことも多いにあるでしょうが(MT160+レデューサーより明るい気がする・・)、シンプルなニュートン式はやはり良く写るものです。
しかし、ニュートン式の宿命、やはりコマ収差は出ます。
左上 | 右上 |
左下 | 右下 |
とりあえず、ST8E相当のCCDのサイズであれば、辛うじて使い物になるか?といったところですが、
これにコマ収差を補正するレンズを追加しさえすれば、かなり優秀な写真鏡になりそうです。
と、そんなことを思っていたら、三ツ星さんのところで、Kenko製のニュートン反射にコレクターを追加して安価に出すみたいですね。
かなり性能は期待できると思います。
さて、R130Sですが、この時の撮影では、少々苦しいがなんとか使い物になると感じたスライド式接眼部ですが、
その後、試してみますと、やはりST7Custom+CFW-8の重量では少々無理があるようです。
重力がモロにかかる向きでは、どうにも、苦しい・・です。
ピントロックさえしてしまえば、しっかりと保持する様でしたが、ピントを合わせる際に重力に逆らう方向に動かすのがキビシイ。
いずれにしても、安価なニュートン式であっても、十二分な光学性能は有していることがわかりました。
あとはレデューサーコレクターを工夫して追加してやれば、デジタルカメラであれば、高価な望遠鏡に迫る写真を得ることも不可能ではないでしょう。
反射望遠鏡で良くいわれる、強度不足・精度不足は、1回の露出がたかだか10分以内であり、また、その場で撮影結果を知ることができるデジタルカメラであれば、カバーできるからです。
Kenko製は特に安いですね。20cm鏡筒が3.1万円って・・。安ッ!
昔を知る者としては驚きです。
20cmクラスであれば、周辺パーツも豊富ですから、改造も容易で、より性能を高めるために接眼部を変えたりなどの工夫をすることも可能でしょう。
自分なら、MT用の接眼部を・・って本体より高いじゃーん(爆)