発光星雲とは、若い星の周囲にあるガスが強い紫外線を受けて電離し、発光している星雲です。電離状態にある水素原子をHUと呼ぶことからHU領域とも呼ばれます。
水素原子のだす波長656.28nmのHαと呼ばれる光が強いために赤く写る天体がほとんどです。残念ながら暗所での肉眼ではこの波長域ではほとんど感度がないために、一部の明るい天体を除いては眼視では見づらい天体が多いです。
なお、最近のカラーフィルムでは見た目の色再現性を重視するために赤い散光星雲を写しだすことができないものも出てきました。
手前の星の光を反射して光っている星雲を反射星雲と呼びます。 有名なのは、プレアデス星団の周りに広がる青い星雲でしょう。また、アンタレス付近を長時間露光して写真に写すと、黄色やオレンジ色、青色など色とりどりの星雲が写ります。これも反射星雲で近くの恒星の色に応じて星雲が彩られています。淡い天体が多く、写真でも難物です。
質量の大きい星は、大爆発を起こし超新星となり一生を終えます。
その爆発で飛び散ったガスや爆発によって周囲のガスが圧縮されてループ状に星雲として見えることがあり、これを超新星レムナント(超新星残骸)と呼びます。
超新星によって放出されたガスの中には、恒星内で生成された鉄や珪素などの重元素が含まれており、やがて惑星や生命の素となっていく・・・。
M8 干潟星雲 | M16 わし星雲 | M17 白鳥星雲 | M20 三列星雲 | |
M42 オリオン座大星雲 | M43 | M78 ウルトラの星 |
★NGC天体★
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★IC天体★
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★その他★
Abell85 | Ced214 | N1901 ペルセウス座新星痕 | V838Mon ゴッホの「星月夜」宇宙版 | CG4 |