土星


魅惑的なリングを持つ星、それが土星です。
ちょうど土星の軌道面と地球の軌道面の傾斜角の違いから、
土星のリングの向きが変わっていく様に見えます。
そして15年に一度、土星のリングを真横から見ることになり、
土星環の消失という現象が起こります。

土星は木星に比べると変化に乏しいのですが、ときどき、白斑が生じたり等の変化が起こることもあります。


2013年

2013.07.01
オライオン30cm反射望遠鏡  DMK/DFK21AF04

輪がだいぶ開いて、土星らしい姿になってきました。

2012年

 

2012.7.8
オライオン30cm反射望遠鏡 PowerMate5× DFK21AF04 IDAS Type2 LRGBフィルタ、IR70

2012年の土星です。
フィルターワークを使って三色分解合成をしています。
土星を赤外光で撮像すると、リングの反射が大きく明るく写り、反対に本体の模様は写らないので、三色カラー合成を行うと、下の画像の様に、リングは赤く、本体の縞模様は、赤chに写っていないので、青緑色を帯びて描写されます。ただ水の吸収線まで考えると、波長700nm〜ではまだ短く、やはり800nm付近から透過するようなフィルターを使った方が効果が大きくなりそうです。





2010年

2010.2.5
15cmアクロマート屈折望遠鏡(米林鏡) BORG2.2倍エクステンダレンズ DFK21AF04

土星環消失を過ぎ、輪が復活してきました。
今回、土星が昇ってくるのを待ちかまえていたら、薄雲に覆われてしまいました。
薄雲の中から、拡大率を抑えて辛うじて撮影したのがこの写真です。なんとか輪っかが写せました、、
この後、雪まで降ってくる始末で、PCは落っことすわ、アイピースは踏んづけるわ、もぉ、散々でした・・orz

2010.4.6
MT160反射望遠鏡 BORG2.2倍エクステンダレンズ DFK21AF04

まだまだ低空でしたが、火星を撮像したついでに土星も撮影しました。
そろそろ土星も撮り頃になってきつつあります。これから春にかけてシンチレーションも落ち着いてくる頃に、ちょうど良い高度になってくれますので、
これからが楽しみですね。
とはいえ、土星は変化に乏しいので、火星ほど楽しめないかも・・・


2009年

2009.4.7
MT160反射望遠鏡 BORG2.2倍エクステンダレンズ DMK21AF04

久しぶりの撮影です。
土星もだいぶ早く昇ってくる様になり、また、シンチレーションも落ち着いてきました。
今年は、土星環消失がありますが、環消失は8月ですので、リングらしい様子を写すことができます。
三色分解合成処理によるカラー画像ですが、今回、露光比をしっかりと取らなかったこともあり、青味が強くなりすぎたきらいがあります。
DMK21AF04のA/Dコンバータは10bitですが、AVI形式では、1枚あたりの画像は8bitとなっていますから、正確にカラーバランスを取ろうとすると、
厳密にフィルターごとに露出を変えて、露光比をきちんと取る必要があります。



2009.1.17
ASC-11望遠鏡 BORG2.2倍エクステンダレンズ DFK21AF04 1/15秒

今年は土星環の消失があります。
その為、輪が一直線に細くなっています。シンチレーションが悪く、写りはイマイチでしたが、輪が細くなってる雰囲気は判ります。


2008年

2008.4.29
ASC-11望遠鏡 BORG2.2倍エクステンダレンズ DMK21AF04

今回は、ASC-11による撮影です。
前回の焼津の知人宅で撮影した時に比べ、シンチレーションは明らかに今回の方が落ち着いており、条件は上でした。
然し・・・撮影結果は、、、ごらんの通りでして、知人宅で撮影した土星像に比べると切れ味の点で劣っています。
とはいえ、自分でここまでの土星像を捉えたのは初めてで、ひとえにこれも、カメラの性能のおかげと言って過言ではないでしょう。
やはりカメラの性能の差が戦力の決定的な差か〜?

素晴らしいカメラをお貸ししていただき、良い経験を体験させて頂いたK&Rさんには本当に感謝です。

今回、IR84を使った赤外線撮影にもチャレンジしてみました。
結果はごらんの通りで、まるで天王星の様な色彩がGoodです。


2008.4.26
31cm反射望遠鏡 DMK21AF04

焼津の御大の主砲で捉えた土星です。
今回、K&Rさんのご厚意で、お貸し頂いた、DMK21AF04 1394カメラによる動画撮影を行いました。
薄雲の中からの撮影で、決してシーイングも良好とは言えない中での撮影でしたが、驚くほどの切れ味。
大口径ニュートンの威力を痛感させられました。


2007.4.06
NA140SSf屈折望遠鏡+Or18 SXV-H9C 

暖かくなり、シーイングも良くなってきました。
NA140SSfと冷却CCDカメラで土星を撮影してみました。
眼視で見ても、やはり明るい天体は、色収差が気になります。
それは、カメラで写しても同様で、やはり色収差が気になってしまいました。
ただ、切れ味自体は、悪くなく、口径を考えれば十分な写りとなっていると思います。


2007年

2007.4.29
MT160反射望遠鏡+専用コレクター+BORG2.2倍エクステンダ ToUcamPro

土星もだいぶ、西に低くなってくるようになりました。
あまり過剰な処理を施していないせいか、自然な雰囲気となった気がします。
もっとも、過処理に耐えるほどのシンチレーションではなかったということもありますが・・。


2007.2.19
ASC-11+MT用コレクター ToUcamPro

ASC-11による土星像です。BORGの2.2倍エクステンダはどうも自分のToUcamとでは、3倍近くの倍率になってしまうようで、少々拡大率が大きくなることから、今回はMT160用のコレクターレンズ(F6→F8)を使ってみました。
少々、拡大率に物足りなさは残しますが、個人的には満足がいく結果を得られました。
左側に衛星らしき星が3つかすかに写っています。
シンチレーションは3〜4/10といったところでしょうか。余り良いという感じではありませんでした。
曇る前に撮らなくてはならないため、光軸は少々ずれているみたいでしたが、そのまま撮影 σ(^^;


2007.2.13
MT160反射望遠鏡+専用コレクター+BORG2.2倍エクステンダ ToUcamPro

天気予報は曇り。
でも、まだ晴れている。シンチレーションも良さそうなので、帰宅後、速攻でEM-200を出して準備する。
こういう時にEM-200は手軽でいい。
アトラクス赤道儀は時間がどうしてもかかってしまいますからね。
必然的に、搭載する機体はMT160となります(無理すれば、ASC-11も載りますけどね)

シンチレーションは最高というわけではありませんでしたが、ぐわっと大きく歪むことがしばしばあるものの、
それさえ落ち着けば細かい揺らぎはなく、見事な土星像が見えます。
こういうときこそ、Webカメラの本領発揮?
ぼけてる像は弾いて、しっかりした像のみ保持する。撮像枚数に比べ、スタックした枚数はかなり少なかったですが、
妥協せず、タイトに選別させた結果、個人的には充分満足できるものが得られました。




2006年

2006.2.13
ASC-11直焦点 ToUcamPro

ASC-11直焦点、2800mmでの土星像です。
さすがにF10は明るく、光量タップリ得られますが、さすがに拡大率が少々物足りないのは否めない様です。
豊富な光量でいい色合いになりました。


2003年


2003.9.6
MT160+コレクターレンズ+谷光学Or18 ToUcamPro

ToUcamProによる土星です。
うっ、今見ると、いーい色出してますねσ(^^;
うーん、こういう色あいを出したいのですが、最近、上手くいかないなあ・・。
光量不足で苦しい戦いを強いられたのですが、L画像として、IRカット無しで、RGB画像として、EDMUNDのIRCフィルタを入れて、それぞれ撮影した画像をLRGB合成しています。
うう〜ん、こうして見てみると、再考する余地がありそうです。
今使用しているIRCは余り良くないかも。


2000年


2000.11.7
MT160+コレクターレンズ+谷光学Or18 QV8000SX(改)

QV8000SXの赤外カットフィルターを外して光量アップ、LPF除去による切れ味の向上などなど、様々な意図を持って、
撮影に臨んだ時の写真です。
狙いは当たりで、当時としては良く写ったと思います。
この年は惑星撮影に非常に力を入れていた年で、年初に撮影した時に比べ、格段にレヴェルアップしています(^^)v
←っていうか、ひどすぎ(笑)
2000年1月18日撮影のモノ。







1995年

MIZRL13cm反射望遠鏡 M.C.Or25引伸法 ST4 R60フィルタ

土星環の消失を迎え、環が一直線になっています。
日時はちょっと不明。

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