木星


太陽系で最も大きい惑星が木星です。
恒星になれなかった星ともいわれています。
木星の質量だけで、太陽系のその他の惑星の質量の2.5倍にもなるそうです。
なんといっても、見所は、大赤斑と呼ばれる模様で、これは、台風のような低気圧であることが知られています。
しかし、驚くのはこれが発見以来、350年以上もの長きに渡り存在していることでしょう。
また、大きさ自体も地球のゆうに2倍の大きさがあります。


2011年

2011.7.14 3:05頃
MT160+PowerMate5× DMK21AF04 RGB:DFK21AF04

2011年の木星初撮像です。まだまだ明け方、夜明け直前でないと撮影できませんが、ベルトが復活してきているというお話を聞いて、
早速撮影してみました。
ちょっと光軸がずれていたのか、今一歩でしたが、しかし、木星はやはり明るいので、16cmでも結構よく写ってくれますねー。
土星を撮影していて口径不足を感じていましたが、木星は十分なシャッター速度で撮影できました。


2011.8.14 4:31頃
MT160+PowerMate×5 DMK21AF04/RGB:DFK21AF04

シンチレーションに恵まれ、非常に良く写ってくれました。
大赤斑にイオの影が落ちています。
この日はあまりにも良く見えたので、撮影を終えてから、眼視で暫く眺めていたところ、薄明中ながら、この現象に気づき、慌てて撮影を行いました。
16cmとは思えない解像の写真を得ることが出来ました。


2011.8.15 4:16頃
MT160+PowerMate×5 DMK21AF04/RGB:DFK21AF04

シンチレーションはやや悪かったのですが、そうはいっても、8月のシーイング。比較的落ち着いており、木星面の微細構造を捉えることが出来ました。とはいえ、昨晩に比べると、やはり若干シーイングが悪かったのだろう・・というのが伺えますね。


2011.8.16 3:18頃
MT160+PowerMate×5 DMK21AF04/RGB:DFK21AF04

お天気は安定しないのですが、なぜか夜半からは晴れてくれます。
おかげで木星だけはなんとか撮れているのですが・・・
吹き付ける風で大きく揺らぐものの、風が落ち着いた時のシーイングはわりと良かった様で、Registaxでうまく排除してくれ、想像していた以上に構造が出てくれました。


2011.8.17 4:23頃
MT160+PowerMate×5 DMK21AF04/RGB:DFK21AF04

この日は夜半を過ぎても薄曇り。4時に目覚ましをかけて起きてみると、透明度はすこぶるわるかったものの、薄雲もとれてくれたみたい。撮影してみると、シンチレーションも比較的良かった様で、良く写ってくれました。
ガニメデの模様も辛うじて、ですが、写ってくれました。


2011.9.10 1:57頃
MT160+PowerMate×5 DMK21AF04/RGB:DFK21AF04

帰宅してから疲れで気がついたら床に転がって寝てました、、、(^^ゞ
月光が差し込み、晴れているみたい・・・・
ちょっと疲れ気味ですが、MT160を出してちょっと撮りますか〜
 
本当は、11時半には準備完了して、右に写っている衛星が木星から出るところは見たのですが、直後に撮影したデータだと望遠鏡が外気に馴染んでなかったのと光軸不良でダメっぽそうです。
それから、階段男さんに手配していただいたレーザコリメータでちょっちょいと修正・・・完璧ではなかったですが、まあ合う方向にはなりました。F6.3ですので、直ちに影響のでないレベルには合わせられていると思います・・・
画像処理して中途半端な時間に寝た(朝4時すぎくらい・・)せいか、今一歩、疲れ気味・・・ (^^ゞ
やー・・天体観測は夜に起きてないといけないので、ちょっと体のバランスというかリズムが崩れちゃいますね・・。
 

2011.9.11 3:11頃
Orion30cmF4+PowerMate×5 DMK21AF04/RGB:DFK21AF04

この日は自宅庭で、オライオン30cmF4を出して、星雲撮影を行なっていたのですが、ぶ厚い雲に遮られてしまいました。
やむなく、片付けようか、と思ったのですが、諦めきれずに、小一時間ほど待機・・・
しかし、ダメ。やむを得ない、片付けますか〜と片付け始めたら、晴れ間が・・!
急遽、木星を撮影して見ました。F4という明るい光学系と大きめの斜鏡ですので、決して惑星に向くスペックの望遠鏡ではありませんが、さすが30cmですね・・!
きちんとした精度の高い大口径望遠鏡にはもちろん、及びませんが、それでも、MT160と比べるとかなり詳細な構造を描出することができました。
L画像撮り始めた頃には薄雲がかかったりしていましたが、急に雲を抜けたので、あわてて再度撮影しなおし。無事、1分弱、雲がかかることもなく、きちんとしたデータを得ることが出来ました。
DFKカメラでカラー画像を取得しているときには早くも雲がかかってきましたが、なんとか撮影できて良かったです。
シーイングも良かったみたいで、ラッキーでした。
この後、片付けてから一寝入りしましたが、どうも雨も降った様で、片付けておいて良かったです・・・。


2011.10.17 
MT160反射望遠鏡 PowerMate×5 DFK21AF04

昨晩は、夕方、曇り・・・
撮影は早々に諦めモード。
とりあえず、卓球大会が近いので、練習を行ってから帰宅。
20時過ぎですが、雲間から木星が・・・
そういえば、シュミットさんにご紹介していただいたシミュレーションソフトで日曜日に見ていたら、ちょうど大赤斑が出てくるところから沈むところまで、ちょうど良い時間帯(21時〜0時くらい?)で撮影できたナと思い出しました。
GPV予報でもくもくも君率50%以上だったので、いつ曇ってくるか分かりませんが、まぁ、曇るところまで撮影しますか〜と、サクっと簡単に夕食を済ませて、即撮影開始。
それはともかくとして、いざ木星に向けてみると、シーイングも悪く、真冬並・・・
ちょっとゲンナリしましたが、まあ、今回は、動画作成が目的なのでとりあえずヨシとしましょう。
衛星も面白い位置にいます。

さて、最初こそ、くもくも君、来るなよ〜と祈りながらの撮影になりました。
が、いつまでたっても曇らない!!
やー、正直なところ1時間くらい晴れ間が続けばいいなー。
まあ、数コマで曇ったとしても、それはそれで。
と、気楽に考えていたのですが、結局、大赤斑が出てくるところから沈むところまで、完遂してしまいました!!
時刻は、ほぼ1時ジャスト・・・
最初こそ、程よい気温で、快適快適と思っていたのですが、だんだん、体も冷えてしまいました。
撮影は1分露光+1分インターバル・・というか、PCの前でつきっきりでの撮影。
つまり、撮影ボタンを押せば2分の猶予がありますから、この間にジャンバーを取りにいったり、トイレいったり、酒とってきたり(笑)、スマホとってきて暇をつぶしたり・・・(ワンセグが今日ほど欲しいと思ったことはない・・)

いやー、どこかで、自動的に連続撮影してくれるソフトもあったように思うのですが・・・・失念&テストもなしに、ちと試せない+赤道儀は精度が良いアトラクスとはいえ、拡大率が拡大率なので、放置だと逃げていく・・・などなど種々の問題がありますね・・・
とはいえ、自動連続撮影でないと、かなりキッツい!

これだけ涼しくなってきたというのに、蚊に喰われるわ、薄着とはいえ長袖なのに、服の上から、蚊に喰われるわ、蚊ではなかったのか、未だにカユイし・・・
なかなか、忍耐が問われるナーと改めて感じましたよ、えぇ・・。
シーイングも木星高度が上がるにつれて少しは改善していったことと、前述の様に、この日は大赤斑と衛星があって動画にしたら、面白そうなので、なんとか耐え抜きました。
それにしても、これだけお天気が持つんだったら、星雲を撮りたかったぞ・・orz
最初っからピーカンだったら、木星は撮らなかったし、今にも曇りそうだけど、木星は見えているという状況で、さらに大赤斑完走してしまうまで晴れているという、なんだかんだで、ある意味、絶好のお天気だった・・!?
最後にモノクロDMKカメラでも撮影して終わるか〜と思ったところで曇られました・・orz

さて、撮り蓄えたデータ、処理しなくちゃね・・・
多分、100GB弱あります・・・・ε=( ̄。 ̄;)フゥ. 
撮影以上にタイヘンだ・・・
シーイングが悪かったのが残念ですが、楽しめる動画になったのではないかと思っています



2010年

2010.8.6
MT160+PowerMate5× DMK21AF04
RGB:DFK21AF04

MT160にPowerMateを取り付けて撮像しました。
PowerMate5倍では、MT160では丁度良い拡大率と焦点距離を得ることができます。


2010.8.16
MT160+PowerMate5× DMK21AF04
RGB:DFK21AF04

MT160での撮影ですが、シンチレーションに恵まれたおかげで、良く写ってくれました。


2010.8.27
MT160+PowerMate5× DMK21AF04
RGB:DFK21AF04

疲れてたせいか、突っ伏して寝ていたのですが、0時過ぎに目が覚めました。
空は・・晴れてます!
雲もほとんどとれていましたが・・月の位置と時刻が悪いや、、さすがに星雲は撮れなさそうです。
当初の予定通り、木星を狙うことにします。
MT160を出すまえに光軸をレーザで軽くチェック。確か、前回、主鏡セルのネジが緩んでいましたので・・修正っと。
木星を覗いてみるとシンチレーションはこの前より悪いかな・・?でも思ったよりも悪くなさそう。
 
処理してびっくり!!衛星の模様が写った!?
まじで!?
う〜ん、、どうなんでしょう〜
MT160 PowerMate×5 DFK21AF04 RegistaxにてWavelet処理
 
カラーカメラ側にもなんか写っていそうです。
これってホントに衛星の模様なのかなあ?衛星はガニメデだそうです。
画像復元による擬似模様ということはなさそうですが、これが本当に衛星の模様なのかどうかは・・?
でも、個人的にはなんか満足 ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
 
MT160+コレクターレンズ+BORG2.2倍コンパクトエクステンダメタル DMK21AF04 RGB:DFK21AF04 2:07
 
シンチレーションが悪いかな?と思って、拡大率を落として撮影しました。
実際にはこのくらいの拡大率でも十分な様です。1枚あたりの画質が良いので(Gainを抑えて撮影)、
デコると模様が非常に浮き上がってきます。
無理に強拡大するのは下策かもしれませんね。
後処理も踏まえた上で、撮影せねばなりませんが、さすがに惑星はまだそこまでの経験値が積めてないです。
ただ、2年ほど前に比べると格段に腕前はあがったなと自己満足してます(笑)

16cm反射としては性能をフルに引き出せたと思います。満足満足。いつもこれくらい写せると嬉しいのですが・・。

昨晩もいい天気に恵まれました。
どなたか仰っていましたが、ホントに、月夜だと晴れますねー・・
星雲撮影をするか悩みましたが、いい機会なので、木星の動画をつくろう!と思って、MT160で3分おきにずっと撮像していました。
FLVで圧縮するとかなり解像が落ちますが、でもオリジナルに近い感じです。

 

MT160+コレクターレンズ BORG2.2倍コンパクトエクステンダメタル DFK21AF04 21:45〜25:45までに撮影した79枚を使って作画。

21:45から初めて約3分間隔で25:45までずっと撮らせました。
途中で飽きるかなーとも思っていましたが、撮像中の木星を眺めているだけでも案外退屈しませんでした。
やはり動画だとリアルタイムでシーイングの変化等もわかるのが面白いですね。
0時を過ぎると高度があがるせいか、構造がしっかりと描出されました。
21〜22時台では隣家があるせいか、イマイチ構造が出てくれませんでした。
今回は、処理を一定化させるのと、時間がかかる処理は枚数的に大変なので、デコはなし。
そのかわり、RegistaxのWavelet変換のパラメータは相当試行錯誤して追い込んだつもりです。

とはいえ、撮影している途中から気づいたのですが、考えて見れば、SXV-H9Cを使って、Sequenceでずーっと撮らせていた方がはるかに楽でしたねー。放置できましたので・・・。
構造描写はDFKカメラに大きく劣る結果にはなるかもしれませんが、視野が広いのでガリレオ衛星も収めやすかったと思います。
オートガイダーで追尾はさせつつ放置して於けば良いのだから・・・・
また機会がありましたら、やってみようと思います。

2010.8.28 2:06
MT160+PowerMate×5 DMK21AF04/DFK21AF04

こちらは静止画として撮像して画像処理したものです。
昨日に比べるとややシンチレーションは悪いかな?とは思いましたが、それでも、好シーイングに恵まれていることは確かです。おかげでよく写ってくれます。


2010.9.1
VISAC+笠井1.5倍バローレンズ  DFK21AF04

天気予報は曖昧なんですが、一応、昨晩、今晩と晴れたり雲が出てきたりという天気です。 
今晩もどうしようか悩みましたが、 
SkyExplorer赤道儀にVISACをのっけて撮影してみました。
SkyExplorerですが、なーんかおかしい。 
どうも恒星時追尾してくれてないみたいで木星がすぐに逃げてしまいます。
ハンドコントローラから操作はできますが、赤経方向にどんどん流れていきます。逆方向のボタンを押しながらなんとか撮影しましたが、まいったまいった・・・。 

モータを常に動かして撮影していた割には思ったより良く写ってますね。 
 口径があるおかげで、VISAC、眼視で見た木星はぜんっぜんイケてませんが、撮影となると、惑星にも割と使えるのかもしれません。


2010.9.20
MT160 PowerMate×5 DMK21AF04,DFK21AF04

帰宅してみると、ヌケは悪いですが、月と木星はみえています。
裸眼でもベガの瞬きが、よく判るのでシーイングは良くないのでしょうね。
木星くらいは撮ろうと思ってMT160を出しました。

動画で見ていると、たえず、ブルブルと震えています。
今夏の猛暑に比べると夜はすっかりと涼しくなりましたが、木星はもうブルブル震えてるみたいです。
寒がりだな〜(笑)

まあ、そうはいっても、まだまだいい方なのかもしれませんね。これから晩秋に向かうにつれて、ますますシンチレーションは悪くなっていくことでしょう。


2010.9.21
MT160 PowerMate×5 DMK21AF04,DFK21AF04

機材は昨晩と同じですが、昨晩よりもさらにシーイングは悪い・・!
ピント合わせに手こずりましたが、かなり時間をかけてこれくらいでいいかな・・・というところまで追い込めたつもりではいます。
さすがに衛星の模様は映らなくなりました。木星の切れ味もだいぶん、落ちてきましたね〜
やっぱり、惑星はシーイングですね。


2010.9.25
オライオン300 PowerMate×5 DMK21AF04,DFK21AF04

シーイングはぼろぼろな上、光軸はちょっとアヤシイような感じでしたが・・・ 
思ったよりは写ったかな?でも、先日、Mt160で撮影したものよりもさらに写りが悪いデス・・
シーイングが台風の接近で劣悪だったから、仕方ないかな・・。


2010.10.13
MT160 PowerMate×5 DMK21AF04,DFK21AF04

さて。天気予報では夜曇りでしたが、帰宅してみると案外晴れています。
ただ、雲があちこちあり、決して快晴というわけではありません。
ただ、昨晩よりは晴れ間があります。
安定して晴れてくれないと、星雲・星団は撮れませんが、木星だったら、わずかでも晴れ間があれば撮影できます。
星雲・星団撮影が主な自分にとっては、絶好の木星日和です。

シンチレーションも昨日よりは明らかに落ち着いている様です。とはいえ、夏場に比べたら、すっかりと悪くなってしまいました。
ただ、天気は悪く、撮影中も薄雲が横切っていくのが動画だとよく判りました。

4カット程撮影しましたが、後になるほど、シンチレーションの揺らぎが大きくなってきたみたい。
雲もだいぶ出てきましたので、即座に撤収作業に入ります。
7時くらいに準備して、撮影して片付け完了が7時45分でした。
アトラクス赤道儀が出しっぱなしになっていますので、後は光学系を載せて、バランスを取るだけで即撮影に入れます。

20時過ぎにはだいぶ雲が出てきてしまいました。


2010.10.13
MT160 PowerMate×5 DMK21AF04

シュミットさんのブログを見て、SEBに暗斑が現れたのを知りました。
SEB淡化後にこの様な暗斑が現れると撹乱が始まり、SEBが濃化していきます。
思えば、1993年にも撹乱が起き、大学の天文台の20cm屈折望遠鏡で見たことを懐かしく思い出します。
これは撮影できれば撮影したい。
あちゃあ・・・カラーカメラのCodecの設定をRGBに替え忘れてました・・・
仕方ないのでDMKカメラのモノクロのみです。
上に見られるのが暗斑でしょうかね〜。これが徐々に広がりつつ撹乱してSEB濃化につながる・・・筈です σ(^^;
数年〜十数年に一度の珍しい現象(の筈)です。
すみません、惑星は門外漢で・・実はあまり良く知りません・・ (゚_゚i)タラー・・・
 
この時期にしてはシンチレーションが良く・・・・というわけではなく、たまたまピントが良かっただけです。
ピンさえ出てくれればあとは画像復元処理で見事に再現されます。
元画はゆれまくって・・・シンチレーションはあまり良くはありません。


一応、スタックしただけの画像です。ボケボケ〜、、、(´・ω・`)ショボーン

ですが、画像復元処理を行うことで見られる画像になります。
カラー画像を取得できていなかったのが痛恨のミス!あ〜あ・・・。
せっかくならカラーにしたかったなァ・・・。

 21:35頃
 
 19:59頃
2010.11.20
MT160 PowerMate×5 DMK21AF04,DFK21AF04

透明度はイマイチっぽかったのですが、シンチレーションは割と落ち着いていた感じがあります。
そうはいっても、あくまでも、この時期にしては・・ですが・・・



 19:30
 
 20:38
2010.12.8
MT160 PowerMate×5 DMK21AF04,DFK21AF04

帰宅して、すぐに望遠鏡を出してみると、大赤斑がみえてました。らっきー♪

2枚目は、十分に外気に慣らし、かつ、高度が十分維持しているところで撮りました。
シンチレーションは悪くふるふる木星が震えていますが・・・画像処理すると見られるものになるものですね。
右端のごちゃごちゃしている部分がもともと暗柱が発生したところでしょうか。
ナナメに走る暗い帯が特徴的です!



2009年

2009.8.28
MT160+コレクターレンズ+BORG2.2倍エクステンダメタル DFK21AF04

MT160にコレクターレンズを使って、BORG2.2倍エクステンダをかまして撮影した木星です。
シンチレーションが良かったからか、良く写ってくれました。
今夏は、天気が安定しないことが多く、雲間から木星を写す機会が多かったです。本当は星雲・星団を写したいんですけどね、、、(^^ゞ
でも、木星も面白いですね。
木星の自転をアニメーション化したいなとは昔から思っているのですがなかなか実現できずにいます。

2009.8.20
MT160+コレクターレンズ+BORG2.2倍エクステンダメタル DFK21AF04

MT160にコレクターレンズを使って、BORG2.2倍エクステンダをかまして撮影した木星です。
拡大率からすると4000mm程度の焦点距離になっているのではないかと思われますが、ちょうど良い拡大率になります。
また画質面でも、カサイの2.5倍バローでは、星像が歪み、あまり良好とは言い難いのですが、この組み合わせは色調もナチュラルで、
色収差も少なく、良い組み合わせの様です。

さて、小彗星が7月末に木星に衝突したようで、この画像にもずいぶんと淡くなってしまっていますが、衝突痕が写っています。
SL9衝突から15年・・・当時、この種の衝突は数百万年に一度とも1000年に一度とも言われていましたが、実際にはもう少し頻度が高いのかもしれませんね。

Deconvolution Wavelet

2009.8.15
MT160+BORG2.2倍エクステンダメタル DFK21AF04

MT160にBORGエクステンダメタルをつけて撮影した木星です。まだちょっと、拡大率が足りない・・。
さて、AstraImageによるL-R法による画像復元処理とRegistaxによるWavelet処理とを比較してみました。
拡大率が小さすぎたのでしょう、Wavelet処理では一番小さい構造を強調するところよりもさらに細かい模様を強調したい様で、
もっとも細かい模様の描写はL-R法の方が優れています。
反面、AstraImageでの画像復元処理では色調が浅くなりますので、元画像とLRGB合成を行っています。
そういう意味では、ちょっと卑怯ですね(笑)
でも、解像力の復元・抽出という観点から、Deconvolutionの威力を感じてみてください。
逆にもう少し、像拡大率が大きければ、Wavelet処理でも同等の画像を得ることもできるかとは思いますが、
やはり、個人的には、光学系の限界を打ち破る画像復元処理に期待したいと思っています。

2009.8.13
MT160+コレクターレンズ DFK21AF04

MT160にコレクターレンズを使って、撮影した木星と4大衛星です。
遠征に出たものの、雲に阻まれ撮影は思うように出来ませんでした。
そこで、DFKカメラを使って木星を撮影しました。(アイピースセットとバローレンズを忘れたのがイタイ・・・)
拡大率は小さいですが、割と表面模様もコントラスト良く良く写ってくれました。


2008.9.23
ASC-11 カサイ2.5倍ショートバロー DMK21AF04

シーイングは今一歩でしたが、さすがにモノクロCCDカメラ。まずまず、いい写りをしてくれました。
L画像は1分、RGB画像は30秒で露出して撮影しました。フィルターはIDASのtypeULRGBですがいい色が出るものです。

2008.8.13
MT160反射望遠鏡+コレクターレンズ+谷Or18 DFK21AF04

1394カメラであるDFKカメラをK&Rさんに譲って頂きました。
使ってみたところ、ToucamPro よりも自然な発色となりました。
シーイングは、良く言われる様に川底の小石を眺めている様な感じで、木星がまるで水にさらされてるように波打っていましたが、なんとか見られるものになってくれました。


2007.7.28
 ASC-11+MT160コレクターレンズ SXV-H9C

冷却CCDカメラ、SXV-H9Cによる木星です。
冷却CCDカメラでは1枚当たりの画質を向上させることができるため、ひょっとしたら、Toucam よりも良いのではないかということで、使用してみました。
結果から言えば、たぶん、使い方が悪いのでしょう。
画素サイズはToucamに近く、6.45ミクロンと精細画素なのですが、もっと強拡大して使うべきだったのだろうと思います。


2005.5.17
 MT160反射望遠鏡+コレクターレンズ+谷Or18 ToucamPro

色がイマイチ・・・IRCは使ったのですが・・・。
メタリックな感じも違和感があってあまり良い写真とは言えないですね。
解像力は申し分が無いのですが・・・。


2000.10.11
 MT160反射望遠鏡+コレクターレンズ+谷Or18 QV8000SX

コンパクトデジタルカメラによる木星です。
この当時はRegistaxの様な選別ソフトは無かった為、自分の目で確認しながら、良い画像を20コマほど選別してコンポジットしていたものです。
ガリレオ衛星と衛星の影が写っていて個人的には気に入っている写真です。


1996.7.13
 MIZRL13cm反射望遠鏡+Or9 ST4

さらに昔、コンパクトデジカメの前は、ST4冷却CCDカメラにて惑星の撮影をやっていました。
もっとも、この頃は画像処理ソフトもPCの性能も低かった為、処理自体は2002年に再処理したものです。
さすがに画素が大きいモノクロカメラ。豊富な階調と滑らかな画で当時主流だったコンパクトデジタルカメラに勝るとも劣らない画があがってきました。
13cm反射望遠鏡、しかも初心者向けの機種と考えると限界近くまで性能を引き出せたのではないかと思います。

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