いるか座にある小さな惑星状星雲です。
左はTTL社製の干渉フィルタ、右側はIDAS製のType3フィルターによる作例です。
撮影日・撮影光学系が異なりますが2つのフィルターの特性の違いによって色彩がはっきりと差が出た好例です。
500nm付近にある酸素輝線をどう透過させるかで、惑星状星雲の色彩はこうも大きく異なってきます。
TTL社製は、B,Gともに90%透過、IDAS製ではB、Gとも50%しか透過せず、赤に当たる輝線が強調される結果、この星雲の場合、桃色になってしまいました。
IDAS製ではきちんとホワイトバランスを出した場合、惑星状星雲の青緑色はまず出せません。
どちらの色彩を好むかは個人の自由で、それによってフィルタの選択をする必要が出てきます。
私の場合は、青緑色系の方が好みです。
なお、どちらもStella Image3の自動レベル補正を使って簡易的にカラーバランスをとっています。
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