NGC3621

   MT160反射望遠鏡withレデューサ ST7ME L=5分×13

うみへび座にある見事な渦巻き銀河です。
視直径は10’もあり、明るさも9.5等。系外銀河としてはメシエ天体級の明るさと大きさを持つ天体です。
それでも、これまでこの天体があまり(ってか、全く?)知られていなかったのは、赤緯-32度と比較的低空にあるためと、渦ははっきりと大きく開いたタイプではないため、フィルムでは描写が難しい天体だからでしょうか。
しかし、冷却CCDでは好対象です。
明るい星も周囲にあり、カラー画像ではよりいっそう美しくなることでしょう。
これはいつかカラーにしたい天体です。
銀河のそばにある明るい星2つの並びの先には、18等級の銀河、TOL52がかすかに写っています。
また、真ん中右には、ESO377-35という視直径0.6'の16等級の銀河も見えます。

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