NGC3314

   Orion30cm反射望遠鏡 MPCC ST8XME L=5分×17 R=5分×3 G=5分×3 B=5分×3

うみへび座にある系外銀河、HST撮像した見事な見かけの二重銀河、NGC3314です
光度14等、視直径はわずか1.4' x 0.6'と小さな天体です。
また、赤緯: -27度と低空に位置することもあって、なかなか撮影チャンスに恵まれません・・
透明度の関係で、年末年始に撮影することが多くなりますが、この時期だとシンチレーションが悪く、難物と痛感させられています。
それでも、今回は口径30cmの威力でしょうか。なんとか、みかけの銀河らしい姿を描出できました。
この天体は衝突している訳ではなく、たまたま同じ方向に重なって見えているだけだそうです。
他にこのような天体は少なくとも、アマチュアでも捉えられる範疇にはないのでしょう。大望遠鏡での写真では、銀河を透かしてより遠くの銀河が見える写真がありますが・・・いずれはそういう写真にもチャレンジしてみたいとは思うんですが・・・まず、無理でしょうね・・。

NGC3314

   MT160反射望遠鏡 SXV-H9 L=5分×8 R=5分×3 G=5分×3 B=5分×3

うみへび座にある系外銀河、HST撮像した見事な見かけの二重銀河、NGC3314です。・・・が、惨憺たる有様でした。
画像中、一番大きな渦巻銀河は、NGC3312です。
その左上にあるのがNGC3311で楕円銀河。そのすぐ上、これも楕円銀河で、NGC3309のIDが振られています。
NGC3312のずっと下、写真下端近くにあるやや明るい銀河はNGC3316でこれはレンズ状銀河のようです。
そして、肝心のNGC3314はNGC3312の右にあるのが、ソレです。
残念ながら、はっきりと二重銀河の様相を伺うことはできませんでした。
シンチレーションさえ良ければもう少しその様子をうかがうことが出来るかもしれませんが、いかんせん、視直径2'しかない天体の微細構造を描写するのは難しいのでしょう。
現状の腕前では手に余る難物でした。

大変淡くですが、m82のように、銀河の短辺方向にも、淡いガスが伸びていて、その様子から、2つの銀河が重なっている様子を感じていただければ、、、と思います。
また、いずれ・・・!


NGC3314

   MT160反射望遠鏡 ST7ME L=5分×18
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