NGC2992

   MT160反射望遠鏡withレデューサ ST7ME L=5分×5 R=5分×6 G=5分×3 B=10分×5

うみへび座にある相互作用を起こしている銀河2つです。
右側の明らかに形が崩れた銀河は、NGC2992、左の正面向き渦巻銀河はNGC2993です。大変淡いのですが、2つの銀河はお互いに影響を及ぼしあって腕の一部が重なりあっています。
宇宙的規模で見た場合、銀河というのは密集していて、衝突銀河というのは決して珍しいものではありません。
しかしながら、アマチュアレベルで楽しめる天体というとなかなか良い対象というのはないものです。
この天体はその数少ない一つといえましょう。

しかし、カラー画像にするのには苦労しました。
やはりこのクラスの天体をカラーで捉えるというのは至難のワザです。
今回、長めの露出時間を与えることで、なんとか 辛うじてカラー画像にすることができました。
しかし、RGB合成画像はとても貧弱で、LRGBカラー合成法が無ければこのクラスの暗い銀河のカラー表現は不可能といえそうです。

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