NGC2264 クリスマスツリー星雲

イプシロン200 SXV-H9
L=5分×15 R=5分×4 G=5分×4 B=5分×4 Hα=7分×13

クリスマスツリー星団と呼ばれる星団といっかくじゅう座S星付近に広がる散光星雲です。
まるで、赤い星雲がクリスマスツリーの様に広がり、木の上にはちゃんと、ベツレヘムの星にあたる部分にも星雲があります(この部分は、コーン星雲とも呼ばれています)
色とりどりの星々が煌き、彩りを添えて、まさに星空のクリスマスツリーに相応しいですね。

赤い星雲なので、残念ながら望遠鏡や双眼鏡では見ることが出来ませんが、もともとは、この相性はクリスマスツリーを彩る星々(星団)の並びの形から名付けられたもの。
ぜひ、機会がありましたら、ご覧ください。
やはり赤い星雲ですので、赤外カット改造をしていないデジタルカメラでは少々、捉えるのは難しい様です。
かつてはフィルムでは難物でしたので、当然かもしれません。
しかし、赤外カット改造を施したデジタル一眼レフカメラでは好対象です。

場所は、いっかくじゅう座、オリオン座の東側、天の川の中にあります。

NGC2264 コーン星雲

イプシロン200 SXV-H9
L=5分×15 R=5分×4 G=5分×4 B=5分×4 Hα=7分×13
コーン星雲です。

クリスマスツリー星団の先にある星雲ですが、コーン星雲という愛称が与えられています。コーンはかつてはとうもろこし星雲と誤訳されたこともありましたが、
紡錘状の方のコーンです。

SXV-H9の2/3インチフォーマットでイプシロン200の焦点距離では、さすがに構図が窮屈・・・。
悪シンチレーションで解像力も今一歩となってしまったみたいです。
もう少し切れ味をあげたいものです。
それと、色調、構図、いろいろと課題が多い写真になってしまいました。

それでも、下の5年前に撮影した写真に比べるとだいぶ進歩したかな?



NGC2264 クリスマスツリー星団

FL-80S蛍石屈折望遠鏡withレデューサ ST7Custom
L=5分×7 R=10分×12 G=5分×3 B=5分×3

クリスマスツリーのニックネームを持つ星団に重なっている散光星雲です。
下にある暗黒星雲が切れ込んでいる星雲は、コーン星雲と呼ばれています。

10年ほど前までは、コーンを誤訳してとうもろこし星雲とも呼ばれていましたが、このコーンは円錐の方のコーン(Cone)であり、とうもろこし(Corn)ではありません。
さすがに最近ではとうもろこし星雲と呼ばれることはなくなりましたが。

それにしても赤い星雲と青い反射星雲が織りなす美しい星域です。
反射星雲と思われるこの青い星雲は、かなり明るいですから眼視でも見えそうです。
ただし、反射星雲なのでネビュラフィルタの効果はあまり期待できません。

NGC2264 クリスマスツリー星団

FL-80S蛍石屈折望遠鏡withレデューサ ST7Custom-Mk2

Hα光によるクリスマスツリー星雲です。

NGC2264 コーン星雲

イプシロン200  SXV-H9 Hα 10分×6

Hα光によるコーン星雲です。
西にだいぶ傾いてきてからの撮影ですが、来季のテストも兼ねて撮影を行ってみました。
画角も丁度良く、Hα独特のガスの流れが美しく再現されました。


いろいろとテスト中なのではっきりとは言えませんが、ST7Customに比較して、このSXV-H9はHα単色撮影に関しては若干、弱い感じです。



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