NGC2237

イプシロン200 SXV-H9 4コマモザイク合成
OIII=10分×13,10分×15,10分×7,10分×12 H-alpha=10分×8,10分×14,10分×6,10分×10 SII=10分×17,10分×16,10分×10,10分×16

ばら星雲をHubblePaletteで捉えてみました。
さすがに大きい被写体だけに、一こまではとても収まり切れません。ここでは4コマモザイク合成をおこなっていますが、
それでも、まだまだ足りませんね。
おまけに、一晩では3コマまでしか撮りきれず、結果的に複数夜に渡っての撮像となりましたが、透明度の違いによって、かなり写りがまちまちになってしまいました。
また、モザイク合成にはMaxImDLを用いて行いましたが、便利な反面、やはりこれだけ写りの差(特にバックグラウンドの差が大きいと思われます)があると、
背景輝度にばらつきが生じてしまいました。

それにしても、非常に複雑なガスが絡みあい、非常に撮り応えがある星雲です。
グロビュールや、複雑な暗黒帯、そして、筋状のガスの流れ、、活発な星生成の現場であることが伺えます。

NGC2237

イプシロン200 SXV-H9 4コマモザイク合成
H-alpha=10分×8,10分×14,10分×6,10分×10

こちらはHα単色像です。
昔に図鑑で眺めたパロマ天文台の写真を彷彿とさせるかのような写りになってくれて、苦労したかいがあたっというものです。
Hαであれば、概ね1時間も露光すればほぼ満足がいくS/Nになりますので、一晩に4コマなんとか撮影可能でした。


NGC2237

タムロン300mmF2.8 ST7Custom H-alpha=10分×6

こちらはタムロン300mmF2.8で撮像したばら星雲です。この組み合わせであれば、一こまで撮影できますが、しかし、さすがに9ミクロン画素のCCDでこの焦点距離では解像力にやや不満を残します。
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