NGC1333、ペルセウス座にある小さな散光星雲です。
反射星雲が主体ですが、発光している部分もあるようで、カラーにすると複雑な色彩が現れ、非常に美しい星雲です。
星雲下にあるいくつかの小さい赤い領域は、ハービックハロー天体です。
ハービッグ・ハロー天体(ハービッグハローてんたい、Herbig-Haro object; HH object)とは新しく生まれた恒星に付随する星雲状の小領域で、若い星から放出されたガスが数百km/sの速度で周辺のガスや塵の雲と衝突して作られるものである。日本語では
HH 天体とも呼ばれる。ハービッグ・ハロー天体は星形成領域にはしばしば見られる天体で、一つの恒星の自転軸に沿って複数個が存在する場合も多い。ハービッグ・ハロー天体の実体は一時的な現象で、長くても数千年しか持続しない。HH
天体はガスの放出元である親星から星間空間のガス雲(星間物質)に向かって高速で移動するに従い、数年単位という短期間で見た目の形状が変化する場合がある。ハッブル宇宙望遠鏡を用いた数年にわたる観測で、HH 天体のガスが星間物質の密度の高い領域と衝突することで、HH
天体の一部が暗くなる一方で別の場所が明るくなる、といった複雑な変化が起こる過程が明らかになっている。(Wikipediaより抜粋)
反射星雲ですので、眼視でも見えると思いますが、確認はしていません。ただ、相当に淡い天体でしょうから、かなりの難物でしょう。
しかし、一度確認してみたくはあります。
こちらは自宅から撮影したNGC1333です。色彩の違いは、主にフィルターセットの違いでしょう。こちらはSBIGのフィルターセット、上の写真はIDAStype2 LRGBセットを使っていますが、両者の差を感じます。