M96

オライオン30cm反射望遠鏡 with パラコア2 SXVR-H694  

しし座にある渦巻銀河です。
淡い腕が大きくぐるりと回っているのが特徴的で、そのためか、分類はSbpと特異を示すpの文字が入っています。
M95,M105とともにしし座の第二トリオを形成しています。しかし、チップサイズの小さいCCDでは3つすべてを同一視野に収めることはできません。

今回はオライオン30cm反射望遠鏡による作例です。構造描写の面ではあともう一歩、欲しい気がしますが、周囲の小さな銀河が良く写ってきて、この辺りに、大口径の威力を伺うことができます。
SXVR-H694は、SXV-H9に比べ、さらに飽和電化容量などは小さくなっていると思いますが、スターライトエクスプレスが上手にカメラに仕立てている様で、-H9に比べると、中心部、ハイライトの飽和が抑えられてトビ難くなっている様です。


M96

イプシロン200 SXV-H9 L=7分×12,R=5分×3,G=5分×4,B=5分×5 

中心核はかなり明るい為、飽和電荷量が少なく、ゲインが高めに設定されていることもあって、SXV-H9ではわずか7分の露光時間でも、中心部が飽和してしまいます、、orz
やはり系外銀河を撮影するのには、もう少し画素が大きいカメラの方が都合が良いようです。
それにしても、焦点距離は下のR200SSと同じ800mmであることを考えると、だいぶ腕前が上がったでしょ????
ってガイドが流れてるのは相変わらずですねぇ・・(-ω-;)


M96

R200SS反射望遠鏡 ST-7E L=5分×2,R=5分×2,G=5分×2,B=5分×3 

今回、写りが悪いなーと思っていたら、どうやら薄雲がかかっていたようで、B画像を撮影している頃には、2等星が辛うじて見えるか見えないかという状態になっていました。
だからというわけでもないでしょうが、ガイドもなんだか甘いです。
なんとか見られる画像にはできましたが、後日、また撮り直そうと思います。


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