M94

VISAC望遠鏡 with NPR-1073  ST8XME L=8分×18

りょうけん座にある明るい銀河です。
以前、BORG76で適当に振り回して星空散歩をしていたら、いきなり視野に飛び込んできたことがあります。丸く輝くその姿はまるで小口径で見た球状星団のようで、最初、M3かと思いました。

タイプはSbp型ですが、この巻き付いた細かい渦巻はなかなかの難物で、銀塩写真ではこの程度の口径と焦点距離ではただのまるい光の塊にしか写らないかもしれません。
冷却CCDカメラによるこの画像では、細かい渦も見事に描写され、いかにも渦巻銀河であると主張しています。
M94の外側には淡いハローがリング状に取り巻いており、今回は遠征して、その様子を捉えてきました。
構造描写の点では、ASC-11による下の作例に及びませんが・・・・

M94

ASC-11with AC2 ST7Custom with AO-7 LPS-P2使用 L=10分×4+5分×3

それにしても、さすがに長焦点となると描写に迫力が出てきます。
今回、LPS-P2を導入して、赤外カットと光害カットを行いました。シュミットカセでは、これが案外重要で、
これまで悩まされていた、内面反射と思われるリング状のシェーディング(背景ムラ)を大きく抑えることが出来ました。

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