M8 Lagoon Nebula

FL-80S蛍石屈折望遠鏡withレデューサ ST-7ME L(IRC)=1分×4 R=2分×3 G=2分 B=2分×2
※G,B撮像時、薄雲あり

有名ないて座の干潟星雲です。
夏の夜空を飾る素晴らしい星雲です。
しかし、反面意外と淡く、町中ではその姿は中心部のわずかな部分しか見えず、その美しさが味わえません。ぜひ夜空の暗いところまで出かけて眺めたい天体です。星雲と散開星団の星々の織りなす美しさは特筆ものです。
写真にはよく撮られる夏の代表の星雲ですが、冷却CCDカメラでは、やや大きいために焦点距離を短くしなければ収まり切れません。また、どうしても階調の滑らかさ、自然さという点でフィルムで撮影したものには及びませんでした。改めて冷却CCDカメラでの撮影と画像処理の難しさを教えられました。
この星雲を光らせているのはいて座9伴星という6等星で約4万度の高温の星です。 距離は3900光年です。

ST7MEのテスト運用として、梅雨のつかの間の晴れ間からノータッチガイドで撮像したものですが、ST7MEの超高感度に助けられ、意外と綺麗な映像ができました。
かつて、CV-04Lでは同等の映像を得るのに総露出1時間半近い時間を要したことを考えると隔世の感があります。
感度というのは可能性であることを強く感じさせられた、そんな映像です。


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