こと座と白鳥座の境目にある小さな球状星団です。視直径はわずか5’しかありません。
しかし、見つけるのは割合簡単で、こと座のβ星とγ星を結んでアルビレオに向かって星をたどっていけば見つかります。ただし、眼視等級8.2等ということもあって、町中では透明度に恵まれないと見えません。
集中度]とまばらなことと、天の川のほとりにあって、周囲がにぎやかなので、この画像では強力な色彩強調処理を施してみました。まさに星空の宝石箱です。
冷却CCDカメラではダイナミックレンジを圧縮して中心部から周辺まで表現でき、また個々の星々の色も再現できるので、球状星団は面白い被写体です。
距離は3.4万光年です。