M31 アンドロメダ大銀河

FL-80S蛍石屈折望遠鏡 ST8300M L=10分×4 R=10分 G=10分 B=10分 

アンドロメダ座にある有名な星雲です。我々の銀河系のおとなりの銀河として良く知られています。 明るさ4.8等級、大きさは実に満月5個分もの大きさがあります。
肉眼で見えるだけにその存在は早くから知られていたそうで、10世紀の星表にも「小さな雲」として載せられているそうです。
しかし、この星雲が我々の銀河系のお隣の小宇宙と知られたのは20世紀になってからのことです。
さて、眼視で見ても素晴らしい星雲ですが、町中からでは中心部の明るいごく一部しかみることができません。星の良く見える山奥ではそれはすばらしい姿を見せてくれます。
メシエのスケッチでは、まるで横向き銀河のように紡錘状に描かれているのですが、確かに暗い空で眼視で眺めてみると、うなづけなくはないです。
大口径では中心部がほのかなだいだい色に見えるとのことですが、ぜひ一度見てみたいものです。
カメラでも面白い対象で200mm程度の望遠レンズでも腕の暗黒帯が写ります。
なにしろ満月5個分ですから、CCDチップの小さい冷却CCDカメラでは視野からはみ出してしまうのですが、今回は位置をずらして4コマ撮影して合成してみました。
なおこのアンドロメダ銀河、最近の研究ではすでに別の銀河を飲み込んでいて核が2つあることが知られています。 また、この画像にも写っている、M32、NGC205銀河も、序々に引き寄せており、いずれはアンドロメダ銀河の中に飲み込まれるだろうと考えられています。

今回、迫力が出る様に再処理してみました。下の従来の画像と同じ元データを使用していますが、画像処理如何で、ずいぶんと雰囲気が変わってくるものですね!
でも、自然さなら、下の方かなぁ〜。

M31 アンドロメダ大銀河

FL-80S蛍石屈折望遠鏡 ST8300M L=10分×4 R=10分 G=10分 B=10分 

今回、わずかな晴れ間からの撮影になりました。
赤道儀はKenkoのSE赤道儀を使い、2台同時撮影を行ないました。
RGBは各1コマになってしまいましたが、なんとか見られる作品になりました。
視野を大きくはみ出しているので、次回撮影するときは2コマモザイク合成を行って作品化を目指したいと思います。


M31 アンドロメダ大銀河

100SDUF屈折望遠鏡 CV-04L  L=10分×2+5分×2 R=5分×2 G=5分×2 B=10分×2 4コマ接続

面積の小さな冷却CCDカメラでは400mm程度の焦点距離でも全体を収められません。
そこで、2晩に渡り、視野を振っての4コマモザイク合成にチャレンジしました。

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