M16 わし星雲

MT160反射望遠鏡withレデューサ CV-16Custom L=5分×6 R=5分×7 G=5分×3 B=5分×3

M16、へび座にある美しい散光星雲です。ちょうど散開星団と重なっています。
双眼鏡で見ると、M17と同視野にぼんやりと星雲状に見えるのですが、これが、果たして散開星団が分解しなくて星雲状に見えるのか、それとも散光星雲がみえているのか悩むところです。
散光星雲の方はかなりHβ光も強いようなので、ネビュラフィルタを通してみれば、星雲が浮き出てくるかもしれません。 しかし、やはりどちらかというと、眼視よりもカメラのヨウ化銀の目やCCDの電子の目を通した方が面白い対象です。
存在は50mm標準レンズの固定撮影でも赤くちょこんと写っていますが、直焦点撮影で拡大してあげると、星雲内部に「象の鼻」と呼ばれる暗黒部があるのがわかるようになってきます。この鼻先の部分がHSTが撮影した領域です。
距離は6800光年、散開星団の方の分類はc、

今回、画像を差し替えました。カメラも光学系も性能が向上していますが、4年前に撮像した結果と比べるとだいぶ良いものになりました。
とはいえ、本当に淡い部分・・・画面下側ですが、その部分は淡い星雲は写っているものの、この部分をカラーにするのは難しく、淡い星雲には色がついていません。LRGBでは難しいところ。
かといって、RGB三色分解でも、G、Bのバックグラウンドの明るさに引きずられ、難しいです。
このような赤い散光星雲の場合、昨今、流行の一眼レフデジタルカメラ(改)が最も適したカメラなのかもしれません。


M16 H-alpha

R200SS反射望遠鏡 10分×3

M16のHα単色像です。HαフィルターでM16中心部の暗黒帯のディテールに迫ってみました。
口径20cm焦点距離わずか800mmとして考えればかなり写ったのではないかと思います。

inserted by FC2 system