ヘルクレス座にある有名な球状星団です。球状星団の代名詞といっても過言ではないでしょう。
よく晴れ渡った日には肉眼でも小さな光斑に見えるそうです。
球状星団は通常、小口径では明るいが、しかし丸い光斑にしか見えないということが多いのですが、この星団は、10cmくらいの望遠鏡でも条件の良い日には高倍率をかけると周辺の星々が見え始めてきます。
20cmの高倍率でみるとその眺めは素晴らしく、無数の星々が群れて、球状に集まっています。なぜか立体的に見えるのが不思議です。写真ともCCDとも違う美しさがあります。
写真では400mmもあると星々に分離して球状星団らしくなります。
距離は2.15万光年、集中度はXです。
今回、シーイングに恵まれたこともあり、長焦点にも関わらず、シャープに美しい写真があがってきました。