M109

R200SS反射望遠鏡  ST7E L=5分×2 R=5分×2,G=5分×2,B=5分×2

おおぐま座にある美しい棒渦巻銀河です。
銀河の中心部から棒状に星雲が延びて、そこから渦巻が巻いているのがよく判ると思います。
かつて、フィルムでの撮影を行っていた時代では、このような棒状構造を明瞭に写し出すには非常に大きな望遠鏡と、優れたテクニックが必要でした。
それが、今現在では、簡単に写し出せるのですから、冷却CCDカメラの威力はすごいものです。

カラー画像にすると、中心部の棒渦巻の象徴たる棒状構造の部分は黄色に、渦巻の腕は青色味を帯びて再現されました。
しかし、それ意外色彩的な特徴は少なく、あまりカラーにして面白い天体ではありませんね。
たぶん、多くの銀河はこういう感じでカラーにして面白い天体は少ないのだと思います。
ただ、割り切ってしまえば、こういう微細な色がない天体はLRGB合成では思いっきりぼかしが使えますから、RGBはかなりの短時間露光で済ませることも可能でしょう。 inserted by FC2 system