IC5146 まゆ星雲

MT160withレデューサ CV-16ME L(IRC)=7分×13 R=7分×21 G=5分×13 B=7分×8

まゆ星雲の愛称を持つ散光星雲です。
散光星雲の中ではやや小ぶりで、面積の小さい冷却CCDでは絶好の被写体となります。
今回は、透明度は悪かったのですが、連日晴れてくれましたので、3日に渡り撮影を行い、多数の画像から仕立て上げてみました。
光害地からの撮像では淡い星雲は不利ですが、しかし、総露出時間を伸ばすことで、十分な描写が得られることがこの写真からも、
お分かりになることでしょう。
ただ、星雲の青が出なかった辺り、透明度の悪さの影響がありそうです。

それにしても美しい星雲で、星雲自体の構造も面白いですが、近傍にある青い反射星雲や、周囲の星々の色合いなど、良い被写体です。

IC5146 まゆ星雲

MT160withレデューサ ST7ME L(IRC)=5分×5 R=5分×4 G=5分×2 B=5分

こちらはST7MEによる作例です。
ステライメージ1本で仕立て上げていますが・・・むしろ自然な雰囲気に仕上がっている気がします、、 σ(^^;
今回、ときおり押し寄せてくる雲のため、B画像がたった1枚しか使用できませんでした。
それでも、なんとかカラー画像に出来たのは、MEチップの青色感度の高さのおかげでしょう。
最近、EチップのKAF1602Eを使ったのですが、青フィルタでの撮像に関してだけ言えば、MEチップと比較すると、かなり辛いものを感じてしまいました。


IC5146 まゆ星雲

FL-80S蛍石屈折望遠鏡withレデューサ SXV-H9 L(IRC)=5分×7 R=5分×5 G=5分×3 B=5分×3

448mmで周囲の星々と共に写し出してみました。
まゆ星雲の周りには暗黒星雲がまるで道の様に伸びていて、まゆの道と呼ばれています。
周囲は天の川。数多の星々が煌めき美しい。
こういうときに蛍石を使ったこの望遠鏡は色収差もなく、星々を美しく表現することが出来ます。
うーん、いい望遠鏡だ。

IC5146 まゆ星雲

100SDUF ST7E H-alpha=3分×27

まゆ星雲の愛称を持つ散光星雲です。今回はHα画像での撮影です。
ご多分に漏れず、非常に詳細な模様を記録することができます。
この視直径であれば、倍の800mmでも画角に収まりますから、次回撮影するときには、R200SSかMT160+レデューサあたりを使ってよりディテールに迫りたいと思います。
また、RGBカラー画像も撮りたいですし、三元素カラー合成画像にも挑んでみたいと思っています。
すでにSIIフィルターでの撮影は行い、比較的SIIの強度が強いことを確認しています。

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