IC410

オライオン30cmF4反射望遠鏡 SXVR-H694冷却CCDカメラ OIII=5分×20,H-alpha=5分×29,SII=5分×44

ぎょしゃ座の五角形の中にある散光星雲のひとつ、IC410のクローズアップです。
おたまじゃくしのディテール描写を狙ってみましたが、光軸で悩んでいたことと、シンチレーションでもう一歩かなぁ・・。

IC410

MT160withレデューサ ST7ME OIII=10分×9,H-alpha=10分×8,SII=10分×8

ぎょしゃ座の五角形の中にある散光星雲のひとつ、IC410のクローズアップです。
Hα画像で撮影したこの星雲の中に、特徴的なオタマジャクシがいることに、peace氏が気づき、クローズアップ画像を撮影していました。
それを見て、これは撮らなくては・・!!
と思い撮影した次第です。

目指したのは、そう、HST画像の美しさ。
さすがに、HSTが撮影したM16の入道雲のようなモクモク感は解像力不足で出せませんが、オタマジャクシからしみ出すように吹き出す水素ガスの緑色を見てとることができます。
この部分は通常撮影では描出させにくいと思いますので、比較的短焦点での撮影でありましたが、ナローバンド撮影した意味があったと思います。

IC410

MT160withレデューサ ST7ME H-alpha=10分×8と5分×35をモザイク合成

最初からモザイク合成を狙ったわけではありませんでしたが、たまたま構図を間違えて撮影してしまったため、せっかくなので、モザイク合成をしてみました。
方や10分を8フレーム、かたや5分を35フレームもの加算合成を行っていますが、画質的には、どうも10分×8の方が上のように感じます。
撮影日の透明度、対象の光度など違いはありますが、やはり、1回あたりの連続露光を延ばした方が良い結果を得ることができるのか・・・
普通に写した画像ではどうもやや状況が異なるのですが・・。
Hαなどの単色画像では連続露光時間を延ばせるだけ伸ばす方向の方が美しい映像となりそうなのです。
非常に淡い対象を狙うからか・・それとも、全体的に輝度値が低いからか・・理由ははっきりと判りませんが・・
っていうか、むしろ、通常画像で、5分×2フレームが10分1枚より画質が高まる方が謎、のようですが・・。

それはともかくとして、Hαフィルターを介すると相変わらず質感が非常に良くなります。

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