やまねこ座にある、系外銀河2つです。 このうち、横向きの銀河がIC2233です。光度12.7等と暗めながら視直径4.7'もの大きさがあります。 右上に見えている不思議な形状の銀河は、NGC2537で、Bear Paw Galaxy(クマの足銀河)やBear claw Galaxyという名前が付いています。 なーるほど、180度jひっくり返してみれば、熊の足あとですね。 視直径わずか、1.7'×1.5'と小さな銀河で、分類はどうやらSBpに分類されているようです。 それにしても小さい天体ですが面白い天体というのはあるものですね。 NGC2537ですが、なんでこんな奇妙な姿をしているんだろう・・ と、思っていたのですが、非常にかすかですが、左上と右下にうっすらと腕が伸びているのが判ります。 一応、反転強調画像を左に掲げますが、上の画像でも、なんとなくその存在が判るかと思います。 この様な腕の構造は、衝突銀河のシミュレーション映像で良くみかけるものです。 おそらく、このくまあし銀河も、衝突して融合しつつある銀河の姿を見ているのでしょう。 |
撮影した当時は、良く写ったと思ったものですが、SXV-H9の6.45ミクロンの高精細画素とレタッチ技術の向上により、今見ると、やはり見劣りしてしまいますね、、