2009P1 Garradd 彗星


この秋(2011年)から来年にかけて長期間にわたり明るくなることが期待されている彗星です。



2011.8.2
Orion30cmF4反射望遠鏡 with MPCC ST8XME

明るくなると予報されているギャラッド彗星です。
この日は、Orion30cmF4のテストを兼ねて、自宅庭からの撮影を行いました。
そのため、光害に阻まれてテイルをうまく描出することが出来ませんでしたが、テイルが伸びている様子とコマが出ている様子を写しとることができました。
まだ、やや小さいですが、ダストテイルも出ているお頭付きの彗星ですので、今後が楽しみですね。


2011.8.27
GENESIS SDF 屈折望遠鏡 with NPR1073 EOS40D 3分×4

ギャラッド彗星とM71の接近です。
本当は、遠州天体写真愛好会の観望会だったのですが、
機材を積み込もうとしていた14時くらいに大粒の雨が降ってきたこともあり、こりゃあ・・・無理だろう。
ということで、早々に諦めました。
夜、PCを立ち上げてみると、GENTAさんやyamatomoさん他数名は天竜の森に出撃したみたいでした。
う、、明るいうちにPCを見ておけば僕も行ったのですが・・・・
さすがに暗くなってからの山道はカンベンかな〜と諦めました。
空は生憎とドン曇り・・・

さて、寝ようかな?と思った25時くらい?
ふと空を見てみると、あれ!?晴れてる!!!
一瞬どうするか悩みましたが、雲は流れは早いものの、ほぼ晴れ!
庭先で撮ろう!と決断。
機材は・・・雲が出てきてもいいように、ノータッチガイド仕様、ギャラッド彗星1本に狙いを絞るなら、MT160+レデューサにSXV-H9Cがベストか?
セッティングも容易だし・・・
いや、まてよ。そういえばM71との接近が・・・・
接近は今日あたりだったのでは・・・と、ステナビで確認。画角は1度あれば両者入りそう!
そうすると、光学系はGENESIS、念のため、NPR-1073を入れて、カメラは、EOS40Dを使おう。
これなら確実に入る・・・・
と、いうことで方針を即座に決めて、準備開始。
少し準備に手間取ったものの、30分程度でスタンバイ!
西空に低くなったギャラッド彗星を狙います。
雲は結構西から湧いてきていますが・・・なんとか雲間から撮影できました。
自宅からですが、透明度の良さに救われて思ったよりは写ってくれたみたいです。


2011.8.28
Orion30cmF4反射望遠鏡 with MPCC ST8XME

ギャラッド彗星です。さすがに1200mmともなると移動が早い。
周囲に星々が多いこともあって、ちょっと星が五月蝿いですね・・・
テイルはこの画角をはみ出す程度には伸びている様な気もしないではないですが、星が多くて判断・表現できず・・。

天気がどこまで持つか心配でしたが、ときどき雲がかかるものの?概ね良好。
これだったら、出かけても良かったかも・・?


2011.9.18
GENESIS SDF 屈折望遠鏡 SXV-H9C 5分×5

夕方になっても相変わらずの晴天。GPV予報では朝確認したときは、
夜も雲量少なめでしたが、悪い方向へ・・
しかし、相変わらずのピーカンなのでGPVはハズレケース。
そもそも台風が2つもきてる状況では、正確な予報は相当困難でしょうし・・

何はともあれ晴れています。
月の出はあいにくとまだまだ早い時間帯ですが、急ぎ出かけて準備すれば、1時間半は撮影できるな・・ギャラッド彗星を撮ってくる余裕はありそうです。
ただ、ギャラッドさんはもう今一歩小さめです。
対彗星装備の望遠レンズNewFD300mmF2.8+EOS40D一眼デジならかなりお手軽装備を実現できますが、
ちょっと物足りない写りになりそう・・。
おまけに今日は暑い・・非冷却のデジカメでは相当なノイズを覚悟しなければならなさそうです。
ST8300Mは乾燥のメンテナンス中で出せません。
そこで、カラー冷却CCDカメラのSXV-H9Cを使ってワンショットカラーで美しい彗星を捉えてくることに主眼をおいて、光学系はNFD328でも良かったのですが、バックフォーカスを合わせ込む作業を行わないと恐らく結果は惨憺たる結果に終わりそう・・
ということで、実績がある望遠鏡、GENESIS SDFを使います。
オフアキシスでガイドもできる機材構成としました。

SXV-H9Cもゴミ取りなどを行い、出発したのは少し予定時刻を過ぎた19時7分でした。
ぼうら屋には、19時半すぎには着きました。気温は磐田市内よりは下がったものの26℃でした。
到着すると、GENTAさんがいてすでに準備を行っているところでした。
GENTAさんがいることにちょっとびっくりしました。
ブログの方には書かれていた様ですが見てくる時間がなかったです。
むむ、GENTAさんもやる気バリバリですね〜

こちらも準備を開始。
オフアキシスの比較的シンプルな構成ですのでさほど時間がかかりません・・・というハズだったのですが、まずは持ってきたPC FMV-E8300が12V直結では動作しませんでした。うーん、これは痛手。
手持ちの同世代のノートPCは全て12V直結改造で動いていましたので、全然心配していませんでしたが・・・あちゃー。

幸い、前回のNT5000の教訓(突然壊れました)もあり、小型のEeePCをバックアップで持ってきていますので、この点については実のところ問題なしです。
ただ、彗星の位置推算データは入れてないのですが、こちらもバックアップのUSBメモリに入れてありますので、問題なしです。

相変わらず準備がスムースにいきません。
オフアキシスにしたSXV-Giuderのキャリブレーションにも少し手間取りました。
若干、ピントが甘かったのと暑さで非冷却のSXV-Guiderでは星とほっとピクセルを誤認してなかなかキャリブレーションが上手くいきませんでした。
キャップしてダークを取得すれば、楽になるのですが、GENESISはフードを縮めた上でねじ込むタイプなので、実はなかなかダークを撮らせるのはやっかいです。
オフアキ側のピントを再調整してやっとキャリブレーションがOkとなりましたが、撮り始めた時刻は8時20分頃。
もう月が昇ってくるまでそんなに時間がありません。

空の方は、やや霞んでいる印象があるものの、天の川も光害が厳しくなるいて座付近まで見えています。
ギャラッド彗星も無事捕まえ、あとはゆっくりとGENTAさんと少し雑談をしていました。
月が昇ってきてぼうら屋からも見える様になった21時でギャラッド彗星は切り上げ。

カラー冷却CCDカメラのおかげで、彗星を美しく捉えることが出来ました。
デジカメと比べて1段高めの感度(QE)と冷却によるダークノイズ減で、夏場ではデジカメよりもメリットはあると感じます。


2011.10.29
NewFD300mmF2.8L 望遠レンズ 2.5分×9

一旦、曇ってきたものの、16時頃には再び晴れ間が・・
あれ?
これ、ひょっとして撮影できる・・?
ダメもとで行ってこよう!昨晩撮れなかったし!!
と思って、17時頃から慌てて準備。

昨晩、途中まで準備して用意していた望遠鏡、GENESISを・・と思ったのですが、いや、まてまて。雲間からの撮影となると考えると、高速撮影光学系であるNFD328を選択。ガイドは恐らくできないだろうから、ノータッチガイドで済ませるためにも、望遠鏡よりも、小型で焦点距離が短い望遠レンズの方がいい・・
カメラは、せっかくなので、E-620のテストを兼ねて、というのがいいかな?
ということで、これらをサクっと準備。

車に機材を搬入して、17:48、出発!!
気温は積み込み時には汗をかくくらいでしたが、出発して、袋井市に入る頃には15℃と気温が下がってきて、ぼうら屋さんに行くまでにはさらに気温が下がってきて少し寒いくらいになっちゃいました。
うう、どうせ短時間と思って、毛布も持って来なかったし、羽織るものもちと1枚しか持って来なかったんですが、油断したかも・・。
途中、袋井と磐田の境目くらいで、飛び出してきた小動物(たぬき・・?)を危うく轢きそうになってしまいました。
急ブレーキを踏んでなんとか避けた・・・あぶないニャー
や、でも、猫じゃないと思うんだけど、でも、まだ街中よりのところなんだけどなぁ・・

さらにぼうら屋さんに向かう途中で、イノシシ3匹と遭遇。道路を横切っていたが、車の音に少し驚いて避けてくれました。そんなに大きいイノシシではないですが、同じくらいの大きさのイノシシが3匹も群れているのはなんか珍しい気がする・・
たいていデカイの1匹とうり坊ズの組み合わせが多い様な・・? (´ε`;)ウーン…

それはともかく。
ぼうら屋に着くと西空に雲はありますが、晴れています。
これなら、少しは撮影できそうです。

機材はお手軽撮影セットでノータッチガイド仕様ですから、セッティングも早く撮影にもすぐに入れますが・・・
あちゃー・・Tリングがやっぱりガタガタ・・・
こりゃ無理だったかなぁ、やっぱり・・
カメラをつけるとたわんでいるのが分かります・・。
でも、今回ばかりは仕方がない・・。
気がついていたのに対処してこなかったのだから、自業自得ですね・・。
一応、まず撮影して、のちほど、気休めにしかならなかったですが、ビニールテープで吊ってみました・・・
リモコンは相変わらずおかしいです。
1分とかキリが良い露出時間がNGなのかなぁ・・
3分30秒とか5分30秒なら、上手く連続してシャッター切れるんですよね・・謎

やっぱり、E-620はボタンが光るのがカッコイイですねぇ・・ (^^ゞ
何はともあれ、まずは、ギャラッドさんを撮影。
かなり低くなるまで撮影していましたが、まだまだ晴れてくれています。
ををっ、案外、天気持つかも・・・?
西にくもくも君はいるのですが、気象庁の衛星画像では割りと早い動きとも思ったのですが、なかなか出て来ません。らっきーでした。

彗星はご覧の通り、淡いながらもイオンテイルも出てきて、V字状に広がっています。これはこれからが楽しみな彗星ですね。


2011.12.26
AT65EDQ ST8300M 3分×2 R=3分 G=3分 B=3分

夜明けに回ってきたギャラッド彗星を捉えました。
イオンテイルは淡いながらも、かなり伸びている様です。
さすがにF6.5と暗めの光学系では彗星向きとは言いがたいですね。

この日は撮影に出ていて、バッテリー不安から、SE赤道儀側は、夜半まで撮影で後は待機。
車中泊で、5時前に目覚まし時計で目が覚める。
ギャラッド彗星を撮影すべく、SE赤道儀に火を入れます。
Parkさせたので、そのまま、自動導入も上手くいくのでは?と思って、試しにM13へ向けてみると、誤差は大きかったですが、なんとか視野内に捉えることに成功!
おっ、これならイケる!!
ピントがアヤシイかもしれないので、一度、CCDsoftを落として、マキシを立ち上げ(実はこれがミス!ソフトの設定がされてなかったので、CCDspftを落とした時に冷却OFFに・・・それでも0℃だとST8300Mは暗電流ノイズも目立たず悪くないですが・・)、ピント、やはりずれていたか・・・FWHMで1.6まで追い込んで(低空なので、これが限度でした)、ギャラッド彗星を導入。
ギャラッド彗星もCiel3.0にデータが入っていた様で何もせずとも表示されており、すぐさま導入できました。もう少し苦労するケースを想定していましたが、思った以上に楽でした。
とはいえ、撮影開始は5時半前。薄明ギリギリです。
スライド式フィルターでフィルタ交換する度にガイドは荒れますが、一息置いてから撮影開始。なんとかL,R,G,Bと取得できました。



2012.1.5
GENESIS SDF with NPR-1073レデューサ ST8300M L=3分×6 R=3分×2 G=3分×2 B=3分×2

さて、1/5は帰宅する為、明るいウチにお片づけ(2Fから車に搬入するだけでも結構大変・・・)
いつもどおり、22時頃に、実家を出ました。途中、裾野の辺りで国道246号線で、全線通行止めの事故があったみたい(4車線全部通行止めってどんな事故だったんだろ)で、迂回させられましたが、概ね予定通り、2時には自宅へ。
月没は4時ですから・・ギャラッド彗星を狙うのならば、ワンチャンスある!
天気は幸い晴れている・・ッ!!
さて、ここから不要な機材を降ろし、ギャラッド彗星を狙う為、帰宅途中に考えていたGENESIS SDF屈折望遠鏡とキヤノンの望遠レンズ、NewFD300mmF2.8Lを車載します。
プレート類の組み直し等に時間がかかりましたが、一息ついて、予定通り3時半前に、出発!
磐田市内の気温は3℃。途中、通ってきた御殿場の−3℃に比べると、やっぱ浜松は暖かですね〜
場所は・・ぼうら屋さんでも良かったのですが、2つの光学系を1台の赤道儀に載せる為、バランス等に時間が取られることも考慮してより近い、獅子ヶ鼻公園へ。
・・獅子ヶ鼻についたら気温は-2℃でした、、orz やっぱ・・寒み〜わ・・ ((((;゜Д゜))))ブルブル
ギャラッドさんの位置が、北よりでしたからね。もう少し南に位置していたら、ぼうら屋さんにしました(山ひとつ挟むのでだいぶ南側の印象が変わります)

この時間になると、おりひめ星、ベガが昇ってきているんですよね。もっとも、先に書きましたように気温は−2℃で、とても七夕という気分にゃなれませんが(笑)

NewFD300mmF2.8Lにはキャノンのデジタル一眼レフカメラ、EOS40Dを装備します。
GENESIS SDFには、NPR-1073レデューサを介してF4.3と明るくした上でST8300Mを接続します。
バックフォーカスはちと合ってないのですが、スライド式LRGBフィルターでフィルタ交換のロスを最小限に抑える方式にしました(周辺像は悪化します)
考えてみたら、口径10cmクラスのフローライトアポクロマート、2式載せてるんですよね〜
どちらも、老朽艦ですが、なんとなくそう考えるとすごくゴージャスな気が(笑)
バランスを取るのに苦労しましたが、なんとかそこそこ合わせて、撮影開始できたのは5時でした。
さすがに初組み合わせだと、組み立て・準備に時間がかかってしまいますね。
夜間、運転してきた疲れで動きが鈍いのもありましたが・・・でも、考えてみたら長距離遠征に行かれているみなさんにとってはこれくらい当たり前なんですよね・・。

2012.1.5
NewFD300mmF2.8L  EOS40D L=3分×6 

本命はST8300Mの方だったのですが、やはりスライド式フィルターでは交換のたびにおもいっきりブレてしまい、結局NFD側はほとんど使い物にならないと思います。よーく見ると、ブレてるのが解りますかね〜。極力、解らない様にCCDStackで排除してり工夫はしていますが・・・
あとは、若干、ピンぼけだったかなぁ・・星像が肥大していました。

やや小さいのですが、ちゃんと彗星らしい姿をしていますね。

フラットを薄明光で撮影して、6時57分、獅子ヶ鼻公園を後にしました。
ひさびさのほぼ完撤・・・。さきほどまでこたつに突っ伏してましたが・・・これから寝ま〜す。(つ∀−)オヤスミー


2012.2.3
GENESIS SDF with NPR-1073レデューサ ST8300M L=3分×6 R=3分×2 G=3分×2 B=3分×2

めっちゃ寒いのですが(今朝、車のエンジンかけた時の温度が-3℃でした。こんなことは初めて!!もちろん遠征ではざらですが・・)
なーんか晴れているんですよねえ・・・
でもって、ギャラっど彗星がM92に接近していたりするんですよね・・
AstroGPVも晴れ予報・・・
やる気はでないけれど、準備だけやって一寝入りしてから出撃コースかなぁ
望遠鏡を車に積み込んで(これを先にやっておかないと、絶対メゲる)、自宅庭はオライオンを出すだけ出して、
部屋に戻ります。

さて、1時から、M82をHαで撮影させることにします。この時間にならないと屋根の向こうで撮影できないんですよ・・・
幸い、トラブルもなく、準備完了。撮影開始です。

ギャラッド彗星を狙うなら、獅子ヶ鼻に行くにしても、まだ早い・・
なにしろ、月没は3時半頃です。それでも、ギャラッド彗星を撮る時間はあります。
こたつで軽く一寝入りしてから出かけることにしますか・・・
(まあ、今から思えば、完全な判断ミスでしたが・・)

目覚まし時計を2時半にセットします。
目覚まし時計で目を覚まさせられましたが・・・1時間ちょっとしか寝てないので、どうにも眠い・・だる・・っ
なんとか気力を振り絞って出発することにします。

車のエンジンをかけて、2時45分、さぁ出発!!
気温は0℃・・
おっと、いかん、いかん、工具箱、オライオンの組み立てで入れてなかった、と、車庫から出したところで気がついて、慌てて取りに戻ります。
アブナイ、アブナイ・・・ε=( ̄。 ̄;A フゥ…
工具がなきゃさすがに組み立てられないもんね〜と、まだ、ぼーっとした頭で考えて、出発します。

西空に残っている月は、やや霞んでいますが・・
獅子ヶ鼻公園に着くと気温は-2℃。さすがに寒い〜
でも、早速機材を組み立てるべく、赤道儀をセットします。望遠鏡も、屈折望遠鏡は外気温にしっかりと慣らさなくっちゃね!と、外に出して組み立てを始めます。
北極星も捕まえて、さ、望遠鏡を載せますかね・・・
と、工具箱を開けたのですが、あれっ!?アリミゾプレートがないよッ!???Σ(゚д゚lll)ガーン
なんですと〜。普段、ここに入れているのに・・・
あ・・そういや、1/6の遠征時に、NewFD300mmF2.8望遠レンズ+EOS40Dデジタル一眼レフカメラ、GENESIS+ST8300Mでの2台同時撮影した時に・・・あの時、アリミゾを2つ使っていたハズ・・!!
しまった〜
今回は、冷却CCDカメラひとつで!と思ったので、持って来なかったプレートに、2つともアリミゾがくっつけていたままだよッ!!!ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

これ以上、ここにいてもどうにもなりません・・。時刻は3時22分。さすがに行ってまた戻ってくる時間はありませんね・・・(;´д`)トホホ…
ぐむむむ・・久々に大ポカ!!いくらデジカメをバックアップに持ってきていてもこれじゃなんの意味もありません・・・orz

疲れてはいますが、、、ギャラッド彗星とM92の接近を逃すのは惜しい・・・
急ぎ、自宅に引き返し、庭先にEM-200赤道儀を展開します。
正直、超疲れてますが・・・・
ギャラッド彗星とM92を視野に入れた瞬間、疲れも吹き飛びました。

ギャラッド彗星の、のび太(あれ?)尻尾が、球状星団M92に重ならんばかりに接近しています!!!
これは面白い!!
自宅庭の悪条件からになってしまいましたが、なんとか撮影できて良かったです。
一応、RGBでも撮影してありますので、あとでカラー合成も試みてみます。
ただ、慌てていたので、LPS-P2を入れ忘れてしまいました。
ジェネシスは、フローライトを使っているといっても、旧世紀の望遠鏡・・・結構、青ハロが出ます(まぁ・・FC-76と遜色ない感触ではありますが・・・)
今回もBフィルターでは青で星像が肥大しているのが気になりますが・・・まあ、そこは処理でカバーするしかないですね・・・(できるのか・・? ^^;)

こんな感じで、獅子ヶ鼻公園に出かけたのは無駄足でした・・。
整理・整頓・後片付けは大事だよなぁ・・・(ニガテ・・)と痛感させられた遠征でした・・・orz

時間の関係で、ジェネシス側のガイドはノータッチになりました。
用意する時間もギリギリですが、あるにはあったので、若干、悩みましたが・・・
結果的には3分きちんと追えていたので問題なしでした。流石、EM-200ですよね。

さて、あまり寝ていないので、寝ま〜す・・・。(つ∀−)オヤスミー


2012.3.25
GENESIS SDF with NPR-1073レデューサ SXV-H9C L=5分×12 

Garrad彗星です。地球からも遠ざかりつつあり、長く続いた観望好機もそろそろお終いです。
天候などで、なかなか撮影できず、2/4以来、久々の撮影となってしまいましたが、イオンテイルもまだまだ健在の様です。
他の方の撮影結果から考えていくと、どうも、この前後のみ、比較的はっきりと出ていた様ですが・・

この写真は、オフアキシス装置を調整して、そのガイドテストも兼ねて、撮影させました。
黄色いダストテイルに、緑色のコマ、青いイオンテイルと、彗星ならではの魅力をすべて備えていますね。
ただ、今回は自宅庭からの撮影でしたので、その美しさを十分に引き出せていませんが・・・

移動による星の色づきを避けるためにカラー冷却CCDには好適だと思ったのですが、この焦点距離では、偽色が出てしまうみたいです。
星の色がころころと変わっています。


恐らく、これが最後の撮影になるでしょう。
やや小ぶりな彗星でしたが、長期間に渡って楽しませてくれた彗星でした。

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