LINEAR彗星の2回目の撮影です。
ST7Eのセルフガイドが絶不調でしたが、もともとノータッチガイドで撮影する彗星には関係ありませんね。
前回の撮影から、まだ彗星が小さいこと、暗めであることを考慮し、MT160の1000mmでノーフィルタでの撮影をセレクトしています。
なーんてね、嘘です。
系外銀河を撮りたいから、MT、ノーフィルタをセレクトしているのであって、VM1はおまけです。
LINEAR彗星です。11月6日の画像と比べるとだいぶ明るく大きくなってきました。
位置も写しやすいペルセウス座付近ということもあり、朝まで待つ必要がないのがいいです。
移動もはやくなってきていますから、画角的にも移動速度の点から考えてもR200SSの800mmではちょっと厳しいですね。
しかし、尾はあるものの、淡いです。イオンテイルもまだないようです。
彗星自体は肉眼でも見えるようになっているそうです。
ずいぶんと立派な彗星に成長したWM1です。イオンテイルとダストテイルが見事です。
色収差があるのが難点ですが、それでもF2.8の威力はさすがで、短時間露出でもS/Nよく撮影できました。
最初にこの彗星を撮影したのは明け方でしたが、いつの間にやら夕空へと駆けめぐってきました。
この翌日も撮影したのですが、CCDチップが結露してしまい綺麗な画像にはなりませんでした。
3月10日未明のLINEAR彗星です。
池谷・張彗星とは違って幅広いダストの尾を持っているのが特徴です。
さすがに最盛期の面影はないのでしょうが、まだまだ明るく冷却CCDカメラでは充分に楽しめる天体です。
そういえば、C/2000A2の衰退した姿にも似ています。