干潟星雲M8と三裂星雲M20
GENESIS SDF屈折望遠鏡 with NPR-1073 Reducer X-E1 5分×22枚@ISO800 
                                    

構図的には窮屈になるのですが、なんとか猫の手星雲まで収めて撮影してみました。
それにしても、条件はやや悪い空だったのですが、山の上の暗い星空の下では、星雲がクリアに綺麗に写ることを改めて感じました。
これだけの写真が撮れるなら、やはり時間をかけてでも、暗い山奥に行きたくなりますね。


撮影した時の観測記です。

5/4は、遠州天体写真愛好会の定例・竜頭山での天体観測会でした。
本当は、5/3だったのですが、雨で延期になりました。

帰省の予定は、1周間前に、天気予報を見て、決めたので、4日なら、夜に戻ってくる予定です。
実際には、山陽新幹線のダイヤが遅れ、結局、予定よりも、1時間遅くなり、浜松に戻ってきたのは、20時・・・ (゚Д゚;)

うーん、下界の空は、晴れてはいるものの、明らかに霞空・・・
いまいち乗り気にならないといえば、乗り気になりませんが、風もあるし、シンチレーションも悪い。
自宅から、撮影しても、結果は得られまい・・・
みんな集まっているなら、行くだけでも、行こうか、と自宅に戻って、そそくさと準備。

望遠鏡は、GENESIS SDFで決まり。

ついでに、XC50-230mmで、サブで天の川を撮ってみようと、X-Aデジタルカメラの準備もしました。
この時、リモコンの電池のフタがなかなか外れず、ぷち苦戦しました・・
諦めて、古い冷却EOS KissDN デジタル一眼レフカメラを持ち出すことも考えたくらいですが・・・
バッテリーに不安がある(なにしろ、遠征するのは超ひさびさな上、充電したのも何時だったやら・・)
嫁さんにも手伝ってもらって、なんとか電池を入れて、フォトガイドのポタ赤も車に積み込み!

一応、夜半前くらいになりそうなので(ミュートンさんには予めSNSで伝えてありましたが)、一応、準備ができたところで、ミュートンさんにTEL。・・・出ない。
じゃあ、GENTAさん・・・は、きっと、セッティング中で出ないだるなぁー・・・
あ、ロンキーさんも参加しているか、と思って、TELしてみましたが・・・。やっぱり出ない。
うーん、天竜の森、ケータイ、通じにくいからなぁ・・・仕方ないか。
21:32 出発です。磐田市内の気温は19℃。準備していたら汗だくになってました。
21:38 近くのセブンで、100円セールのおにぎりを買って、一路、竜頭山へ!
21:56 タシロ大佐のご自宅の近くを通過。
22:15 秋葉神社の麓に到着。この時、気温14℃
23:05 竜頭山駐車場着!気温は10℃。→この後、7℃程度まで下がったと思う。寒い!

さすがに、あとから来たので、入り口近くに車を止めて、
とりあえず、隣にいる方に挨拶して、セッティング開始します。
準備してたら、ミュートンさんと、それと、遠くから、タキさんも来られていて、挨拶しに来てくれました。

空の方は、ややこの場所としてはもう一歩かな?
でも、下界の霞んだ空をは打って変わって星が綺麗です。
シーイングもいいかな?と思ったのですが、ニンジャS浦さんのマスクトフニュートンで土星を見させてもらったところ、細かなゆらぎがあるようでした。
この時にN中さんとS浦さんに挨拶できたのは良かったです。

遠天以外にも大勢の方が来られていて、望遠鏡がたくさん並んでいました。
普段なら、いろいろとご挨拶がてら、話を聞きに行ったりするのですが、自分のセッティングもしないといけないし、なんといっても、久々の晴れ!しかも新月期!!ですから、みなさん貴重でしょうし・・、と、自重。
この時期なら、もう少し早い時間なら、長焦点系以外の人なら、前座ですが、夜半のこの頃は、マジ撮りタイムに入ってるはずですしねー・・・ (^_^;)

ボクの方も、せっかく、暗い空の下に来たのだから・・と、2式目をセッティング。
フォトガイド赤道儀、使うのも久々ですが、シンプルな機材なので、セッティングまでは簡単。
水平出しだけが難儀ですが、あとは極軸望遠鏡に北極星を入れて・・っと。
デジタルカメラ、X-A1を搭載するだけです。小型軽量のミラーレスということもあって、相性は良さそうです。
-A1でも赤い星雲は良く写るのは、いいのですが・・・
背面液晶だと、星が全く見えないなぁ・・・Σ(゚д゚|||)ガーン
おかげで構図が雑になってしまいました。
さらにいえば、XCレンズ、AFをOFFにする方法がわからなくって・・・ちょうど苦戦していたところ、タシロさんから、
ハルカイさんが来てるよ!とのことで、ハルカイさんから教わって、無事、撮影することができました!とても、助かりました〜 ε-(´∀`*)ホッ

M8M20です。定番な天体ですが・・・猫の手まで入れてギリギリ収めてみました。
が、タシロ大佐もおっしゃってましたが、猫の手まで入れちゃうと、構図がねぇ。。。
しかも、APS-Cサイズですので、本当にギリッギリです(ちなみに、同組み合わせでは、Canonの赤外カット改造デジタル一眼レフカメラでは収まりませんでした。)
やはり、自動モザイクソフトで、上手くモザイク合成で狙う方が正解なのでしょうね。

M20は、この後、ニンジャS浦さんの32cmドブソニアンで拝見したのですが、眼視でも、まさに写真の様に、裂け目が見えて、反射星雲も良く見えて、写真を撮っているのがばかばかしくなるくらい!
M16やM17、M22等も、自分で使わせてもらって、見ましたが、このM20が一番、衝撃的でした。
ネビュラフィルターを入れれば、M17もすごいんですけどねー。今回は、お近くにいなかったのもあって、セットしてあるアイピースで、使わせてもらっての観望でした。

さて、星も満喫したことだし・・・と、2時半ころに少し仮眠。

一晩中、晴れてくれて、久々に星空を満喫!
この後、yamatomoさんからコーヒーをご馳走になりながら、みんなで星談義。
タキさんは、GW渋滞に巻き込まれる前に!とのことで、早々に引き上げていきました。
GENTAさんも、今晩も来るから!と意気込んで早めに撤収されましたが、ちょうど、AstroGPVを見て、今晩はもう曇りそうだよねぇ・・・安心して、実家に帰省できる、という話をしていたところだったので、タシロさんが、今晩曇るよ!と伝 (^_^;)
GENTAさんが、今晩も晴れるよ!とおっしゃって去っていきました。(実際はどうだったんでしょう・・・?)

ちょっと強行軍になってしまいましたが、やっぱり、暗い空の下で見る星はいいですね!
来て良かったです。

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